CACICOブログ HOME > アーカイブ > 2014年1月22日のアーカイブ
2014年1月22日のアーカイブ
透湿防水シートは過酷な環境にいる
- 2014年1月22日 7:46 PM
- CACICOウォール
前々回のブログで、透湿防水シートには「強度が不要」のように書きました。
これは「透湿シート協会」の条件では・・・というだけで、「強度」自体は必要です。
ただし、CACICOが透湿防水シートに求めるのは、防水シート施工時の強度ではありません。
必要なのは、
①外壁固定時のビスに対する
②熱、空気に触れ続ける事に対する
強度と耐久性です。
本来的には、
数十年後、外壁を撤去した時にも透湿防水シートが再利用できることが望まれます。
ですが、ほとんどの透湿防水シートは、この目標を達成できる気がしません。
特に問題なのは、
シート同士は重なっているだけで、隙間が有り、
固定のために多くの穴が開いているため
外部の湿気から、有効に構造体を守る事ができないのです。
(防水はできます。念のために)
この「外部の湿気から構造体を守る」事ができるのが、
粘着式透湿防水シートの最大の利点と言えます。
全面で貼り付いており、かつ固定するための穴も存在しないため、
下地が外気に直接触れることがありません。
一方、透湿防水シートの表面、つまり通気層内部の環境を考えてみます。
「直射日光と物理的な衝撃が無い」という点では外壁表面より有利ですが、言ってみればそれだけ。
通気が正常に働いていても温熱環境は、外気より不利です。
夏場、通気層内が高温・高湿度になる事は容易に想像できますし、
冬場は、直射日光が当たる外壁面は、それなりに温度が上がりますから、自然と寒暖の差は激しくなります。
つまり透湿防水シートには、
外壁とは違う意味で、強度と耐久性が必要となります。
それほど通気層の環境は過酷なのです。
- コメント(閉): 0
- トラックバック(閉): 0
ホーム > アーカイブ > 2014年1月22日のアーカイブ
- 検索
- Feeds
- Meta