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2013年7月12日のアーカイブ

エアコンにお任せ

コンクリートの建物は、「蓄熱性能」の扱いが快適性に直結する。

というのが、先日の結論。

内断熱のコンクリートの建物は、

外気温が下がった夜間においても躯体からの放熱に備えて、冷房が止められない。

という話でした。

で、外断熱のコンクリートの建物も、理由は全く違いますが、付けっ放しがお勧め。

というのが、今日のお題です。

まずは数値から。

CACISU中央公園でエアコンを設置したのが、7月9日(火)の午後12時頃です。

実は、その日からエアコンは付けっ放しです。

最近のエアコンはすごいです。性能は当然として、いろんな情報が簡単に取り出せます。

写真にもあるとおり、①運転時間は77時間51分 ②電気代は345円

と表示されています。

で、項目を変えると、その内訳も分かりました。

 9日(12時間)=159円  

10日(24時間)=100円  

11日(24時間)= 86円  

12日(18時間)= 61円

という結果。

導入初日は電気代が高いですが、その後は100円以下です。

エアコンは以前紹介した省エネエアコンですが、この結果にはビックリしました。

想像するにエアコンの性能もさることながら、夜間はほとんど動いていないのでしょうね。

今週の暑さが継続しても、一ヶ月のエアコンにかかる電気代は2000円台。

エアコン付けっ放しなんてもったいない。

という気持ちも心の片隅にあったのですが、数値的には全く無問題。

蓄冷が進めば、もっと電気代が下がる可能性すらあるのです。

外断熱コンクリート住宅の場合は、人間のON,OFFより機械に任した方が電気代が節約できるのでは?

という推論なのです。

暑くなったらエアコンを付ける。という間欠運転は、コンクリートという蓄熱体に囲まれている場合には、

ロスが大きくなる気がします。

エアコンも車も、ストップ&ゴーより、一定運転の方が燃費が良いのが基本。

コンクリート住宅で人が暑い、と感じると言うことは、コンクリートにある程度暖まった後になります。

そこでエアコンを付けると、当然ながら強運転。

で、冷えたと思ってOFFにしても、コンクリートの蓄熱まで影響が及んでない可能性も。

それよりは「弱→OFF→弱」という細かい運用をエアコンに任した方が、結果的には電気代が節約できるのでは、という実験。

電気代がかからないと言うことは、エアコンの稼働時間が短い、もしくは弱運転の状態が長い訳です。

「エアコンが嫌いな人ほど、エアコン付けっ放しが良い」 by外断熱コンクリート住宅

という嘘のような事実が、CACISU中央公園で実証されかけている訳です。

この夏は「エアコンお任せ」で行きます!!

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