- 2015年3月5日 7:15 AM
- CACICOの毎日
大阪「都」構想って知ってます?
今年5月に、ひとつの住民投票が行われることになりました。
それは
大阪「府」が大阪「都」に変わる前段階として、
大阪「市」の廃止と分割の是非を、
大阪「市」民に計る投票です。
これで多数票を取れば、数年後に大阪「市」は無くなり、5つの「区」が誕生するそうです。
さてCACICOの感想は、「もったいない」です。
私は、うどん県の東の「町」育ち。
平成の大合併で、今でこそいくつかの「市」ができましたが、
それまでは、高松より東に「市」は存在しませんでした。
ですが高松以西には、坂出、丸亀、善通寺、観音寺と、たくさんの市があります。
そこで何が起きたかというと、
西に伸びる道路は整備(複線化)されたが、東に伸びる道路はほったらかし。
という現実でした。
理由は至ってシンプル。
町と市では、規模も影響力も違います。
道路整備の一番は「市」から「市」。「市」から「町」は後回しです。
高松市から東に走って、もっとも近い市は鳴門市。
ですが、それは徳島県だから知らないよと。
うどん県という縛りの中で、税金を使うのですから、
数は民意だし、まぁ仕方ないと考えていました。
さて、一口に「市」と言っても、力の差はあります。
普通の「市」よりは、県庁所在地の「市」が上でしょうし、
その上には、「政令指定都市」があります。
人口100万人以上いる「市」が対象で、大阪市を含む5都市で始まりました。
その後の基準緩和もあり、岡山市が初の人口70万人以下で指定されたのが、2009年。
現在は基準が50万人に緩和され、全国に20市ほどあります。
しかし偉そうな響きですね。「政令指定都市」
で実際、中身もすごいです。
簡単にまとめると
独自にいろんな事やって良いし、予算も付けるよ。と、国から府県に準じた権限をもらった「特別な市」なのです。
ちょっと歴史を見てみます。
制度自体は、結構新しいです。
先述の「五大都市」指定が1956年なので、まだ60年程度の歴史しかありません。
この政令設立時も、「市」の独立性を巡って、国と「府県」が対立したようです。
結果、権限の一部を「府県」から「市」に譲渡するという妥協案で収まったみたい。
と言っても
政令指定都市は府県に準ずる権限を持ち、独自の施策を、府県に図ることなく実施できる。
と書かれているので、なかなか画期的な政令。
「縦割り行政廃止」的に見えますね・・・
ですが「府県」にしてみれば、嬉しくない内容である事も理解できます。
何せ、自身の予算と権限の一部を「市」に持って行かれるのですから。
寄り道が過ぎたので、大阪「市」の住民投票に戻ります。
政令指定都市の成り立ちから考えると、
この投票は、
大阪「市」民の皆さん、独自の施策は諦めて、権利を返上しませんか?
という風に見えます。
大阪市政を大阪府政に返す、
いわば「大政奉還」の是非を決める投票です。
勿論、大阪「府」民にしてみれば、無条件でウエルカム。
投票するまでもないでしょうね。
大阪市民266万の人と予算、そして「府県」に計ることなく施策ができる権利
手中のモノの有り難みは、当事者が一番解らないのかも知れません。
日本の多くの「市」民が、望んでも手に入らない権利なんですけどね。
- 新しい: デシカのメンテナンス
- 古い: 熱交換の文系的説明