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蓄熱暖房の新しい形

室温を保つのは是か非か。

このシンプルな問いかけの回答は、普通「是」ですよね。

ですが、春と秋は難しいでも述べた様に、室内がいつも快適とは限りません。

なので先程の回答には条件が付きます。

室内が快適な温度であれば、室温を保つのは「是」なのです。

と言っても「室内が快適な温度」と言うのはなかなか難しい条件です。

今日は11/27です。直射日光が当たる場所は、日中だいぶ暖かです。

外で作業している職人さんには、冷たい差し入れが必要なほど。

だけど夜間はそれなりに冷え込みます。

予報だと、28日の最低気温8℃で、最高気温は18℃。

温度差が10℃ですが、これは当然ながら空気温度です。

直射日光を受けている所は、もっと温度が上がります。

外部では、快適な温度まで上昇する場所があるのに、

家の中はそこまで上がらない。

家の中より、家の外が快適な「時」があるということ。

この状況を「太陽の熱」で、どうにかならないか?

と考えるのは、素直な思考だと思います。

で、この「熱」の利用が今回のネタです。

日中の「快適な」熱を室内に取り込みたいのです。

必要なのは、

南側に向いている大きな窓

  (夏場の日射遮蔽は必須)

なのですが、実はもう少し条件が出てきます。

カーテン無しでもOKな窓の環境

これが重要。

いくら大きな窓があったとしても、

プライバシー的な意味合いで、カーテンを空けられない。

のであれば意味がありません。

もちろん近隣の状況は様々なので、すべての家に共通な正解はありません。

ですが、ハイサイド(高い位置にある)のFIX(はめ殺し)は、その有力候補だと思うのです。

写真は、そのハイサイドのFIXから日射取得している所。

縦に入っている影は、バーチカルブラインドの羽根です。

近隣に高い建物があるため、

在宅時はブラインドの角度で採光とプライバシーのバランスを取り、

外出時はフルオープンで。

天気が良ければ、室温が4℃ぐらいは上昇します。

元来、蓄熱暖房と言うのは、

夜間電力を使う暖房器具を指しましたが、

CACICOの考える蓄熱暖房は、

日射取得で太陽光を室内に蓄えよう。

というもの。

高性能住宅だからできるワザなんですけどね。

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