- 2014年11月27日 2:35 PM
- デシカ日記
室温を保つのは是か非か。
このシンプルな問いかけの回答は、普通「是」ですよね。
ですが、春と秋は難しいでも述べた様に、室内がいつも快適とは限りません。
なので先程の回答には条件が付きます。
室内が快適な温度であれば、室温を保つのは「是」なのです。
と言っても「室内が快適な温度」と言うのはなかなか難しい条件です。
今日は11/27です。直射日光が当たる場所は、日中だいぶ暖かです。
外で作業している職人さんには、冷たい差し入れが必要なほど。
だけど夜間はそれなりに冷え込みます。
予報だと、28日の最低気温8℃で、最高気温は18℃。
温度差が10℃ですが、これは当然ながら空気温度です。
直射日光を受けている所は、もっと温度が上がります。
外部では、快適な温度まで上昇する場所があるのに、
家の中はそこまで上がらない。
家の中より、家の外が快適な「時」があるということ。
この状況を「太陽の熱」で、どうにかならないか?
と考えるのは、素直な思考だと思います。
で、この「熱」の利用が今回のネタです。
日中の「快適な」熱を室内に取り込みたいのです。
必要なのは、
南側に向いている大きな窓
(夏場の日射遮蔽は必須)
なのですが、実はもう少し条件が出てきます。
カーテン無しでもOKな窓の環境
これが重要。
いくら大きな窓があったとしても、
プライバシー的な意味合いで、カーテンを空けられない。
のであれば意味がありません。
もちろん近隣の状況は様々なので、すべての家に共通な正解はありません。
ですが、ハイサイド(高い位置にある)のFIX(はめ殺し)は、その有力候補だと思うのです。
写真は、そのハイサイドのFIXから日射取得している所。
縦に入っている影は、バーチカルブラインドの羽根です。
近隣に高い建物があるため、
在宅時はブラインドの角度で採光とプライバシーのバランスを取り、
外出時はフルオープンで。
天気が良ければ、室温が4℃ぐらいは上昇します。
元来、蓄熱暖房と言うのは、
夜間電力を使う暖房器具を指しましたが、
CACICOの考える蓄熱暖房は、
日射取得で太陽光を室内に蓄えよう。
というもの。
高性能住宅だからできるワザなんですけどね。
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