- 2013年8月13日 6:00 PM
- CACICOの毎日
ものすごく暑い日が続きますね。
せめて、冬の話で涼んでください。
押し入れの奥がジメジメする。
というのは、多くの人が経験しています。
なぜ、そうなるのか。
なぜ、「水とりぞうさん」が買いたくなるのかの話です。
押し入れという収納は、多くの場合、北面に設けることが多いです。
で、その押し入れのある部屋で暖房するとします。
部屋の温度が20℃だとすると、押し入れ扉の内側は何度でしょうか。
扉に遮られている訳ですから、それから5~6℃は低いですかね。
で、そこには布団が積まれているわけです。
布団は、簡単に言うと「断熱材」です。
収納量にもよりますが、その塊を越えて温度が移動するのは並大抵ではありません。
壁体内の10㎝足らずの断熱材とは「厚み」が違います。
さて、布団の向こう側(壁側)の温度は何度でしょうか。
壁の断熱方法に大きく左右されますが、
古い家であれば、結構外気温に近づくのではないかと想像します。
つまり家の中で一番温度の低い場所は
「北向きの荷物の詰まった押し入れの奥」
という訳です。
で、そこの温度が5℃だとします。
室温20℃、押し入れの奥5℃。
こんな温度差が、同じ住宅内で発生するのです。
ここで問題になるのは「湿度」です。
湿度は、ひと続きの空間であれば簡単に「均一化」しようとします。
ちょっと蓋を閉め忘れたら、海苔でもふりかけでも湿気てしまいますよね。
温度は障害物があれば当然。無くても距離が離れていると、なかなか伝わりません。
ですが湿度は、「あっ」という間に均一化してしまうのです。
押し入れの話に戻すと、
部屋の真ん中と、押し入れの扉の内側と、布団の向こう側。
この3カ所の絶対湿度は、ほぼ同じとなります。
以前のエントリーで説明したように、空気は温度によって水分の保有量が変わります。
この「量」を飽和水蒸気量と言います。
20℃だと気体(水蒸気)でいられる量だとしても、5℃だと、その3/4が液体(水)になってしまう。
その結露という現象は
空間で一番温度の低い場所が「飽和水蒸気量」に達するまで続きます。
でも、「人が生活している」訳ですから、必ず湿気は発生し続けます。
なので、結露は「いつまでも」続くのです。
結露対策として、「風通し」を良くすると言うのがあります。
具体的には「すのこ」を敷くとかですね。
「風通しを良くする」が、何故「ジメジメ対策」になるのでしょうか。
これも、同じ理屈で説明できます。
風通しが良いと、(少しは)室温に近くなるからです。
つまり、
結露を防ぐには、家の中の温度をできるだけ均一化させる事が不可欠。
もう少し具体的に書くと、「一番温度が低く」なる箇所の性能改善です。
押し入れの奥の断熱強化?
ではありません。
まぁ、昨今の「断熱」を標榜している住宅であれば、
一番性能が低いのは「窓と玄関ドア」です。
ここの性能アップが、結露対策の一番の近道です。
あっ、もちろん気密が取れているのが前提条件ですけどね。
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