- 2013年3月6日 11:55 PM
- CACICOの毎日 | 「かし住まい」を街中に
RC外断熱改修の様子です。
さて、高級感があるとの理由で、タイル仕上げのビルは多いです。
今回はタイル仕上げについて考察してみます。
タイルは表面が釉薬で覆われています。
ですので、タイル自体の汚れや色落ちに関しては、ほぼ完璧です。
ですが、タイル自体は完璧でもいくつかの問題点もあります。
①目地の汚れ
②防水性能がない
③落下の危険
①の汚れは、まぁ気にするほどではないですね。
キッチンの壁だと気になるかも知れませんが、外壁なら問題ないでしょう。
問題は②と③です。
以前、鉄筋コンクリートにも防水はした方が良い。というエントリーをした事がありますが、
タイルという仕上げはRCで防水する。という前提で使用される仕上げ材です。
なぜなら、タイルの目地から水が浸入する可能性があるから。
「打設検査」という言葉があります。
これは、タイルの表面を叩く事によって、タイルの裏側に問題がないかどうか確認する作業です。
タイル自体が傷む事は想定していないのですが、
裏側に水が回ってRCが劣化していないかどうかを調べます。
タイルの裏側に水が回り込んで、RCが劣化しているとどうなるか。
a 室内側への漏水
b 躯体自体の耐久性の劣化
c 外装材の脱落
という問題が発生します。
特に最後の「外装材の脱落」というのが問題。
で、③落下の危険です。
外国の例を持ってきて日本を批判する(でわの神と言います)のは趣味ではありませんが・・・
アメリカで新設されるビルには、タイル仕上げは無いそうです。
あるのは、タイル模様をつけた左官仕上げ。
なぜならタイルは落下して、人を傷つける可能性があるから。
賠償問題になった場合、訴訟国家のアメリカでは恐ろしい額になります。
そこでビルオーナーは、いざという時のために損害保険に入るのですが、
外装材に落下の可能性が大きい場合
保険会社が保険を受けない。もしくはすごく高い掛け金を提示する。
らしいです。
一方日本では、そこまでの心配は要らないかも知れませんが、
なんと言っても世界一の地震大国。
落下の危険性がある外壁。
というのは、あまりお薦めできません。
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