CACICOブログ HOME > CACICOの毎日 | 「かし住まい」を街中に > タイル仕上げを変更する

タイル仕上げを変更する

RC外断熱改修の様子です。

さて、高級感があるとの理由で、タイル仕上げのビルは多いです。

今回はタイル仕上げについて考察してみます。

タイルは表面が釉薬で覆われています。

ですので、タイル自体の汚れや色落ちに関しては、ほぼ完璧です。

ですが、タイル自体は完璧でもいくつかの問題点もあります。

①目地の汚れ

②防水性能がない

③落下の危険

①の汚れは、まぁ気にするほどではないですね。

キッチンの壁だと気になるかも知れませんが、外壁なら問題ないでしょう。

問題は②と③です。

以前、鉄筋コンクリートにも防水はした方が良い。というエントリーをした事がありますが、

タイルという仕上げはRCで防水する。という前提で使用される仕上げ材です。

なぜなら、タイルの目地から水が浸入する可能性があるから。

「打設検査」という言葉があります。

これは、タイルの表面を叩く事によって、タイルの裏側に問題がないかどうか確認する作業です。

タイル自体が傷む事は想定していないのですが、

裏側に水が回ってRCが劣化していないかどうかを調べます。

タイルの裏側に水が回り込んで、RCが劣化しているとどうなるか。

a 室内側への漏水

b 躯体自体の耐久性の劣化

c 外装材の脱落

という問題が発生します。

特に最後の「外装材の脱落」というのが問題。

で、③落下の危険です。

外国の例を持ってきて日本を批判する(でわの神と言います)のは趣味ではありませんが・・・

アメリカで新設されるビルには、タイル仕上げは無いそうです。

あるのは、タイル模様をつけた左官仕上げ。

なぜならタイルは落下して、人を傷つける可能性があるから。

賠償問題になった場合、訴訟国家のアメリカでは恐ろしい額になります。

そこでビルオーナーは、いざという時のために損害保険に入るのですが、

外装材に落下の可能性が大きい場合

保険会社が保険を受けない。もしくはすごく高い掛け金を提示する。

らしいです。

一方日本では、そこまでの心配は要らないかも知れませんが、

なんと言っても世界一の地震大国。

落下の危険性がある外壁。

というのは、あまりお薦めできません。

コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.cacico.co.jp/blog/wp-trackback.php?p=5759
トラックバックの送信元リスト
タイル仕上げを変更する - CACICOブログ より

ホーム > CACICOの毎日 | 「かし住まい」を街中に > タイル仕上げを変更する

検索
Feeds
Meta

ページの上部に戻る