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底冷え

ここの所、寒い日が続きます。

家の中でも外でも、なかなかに寒い毎日ですが、RCの改修現場は、見た目にも寒々としています。

で、「コンクリートの底力」の続きです。

逆の意味で恐縮ですが、日々底力を体感しています。

それは、コンクリートの蓄熱能力から来る底冷えです。

蓄熱能力と言うのは、ちょっと変な表現でした。

本来は蓄熱の量と書くべきでした。

何故、こんな事を言うかというと、蓄熱能力と書いた場合、熱を蓄え続ける能力がある。

と勘違いしがちだからです。

コンクリートは、

熱をいっぱい蓄える事が出来るけども、蓄え続けるのは不得意なのです。

つまり、

寒い時期はより寒く。暑い時期はより暑い空間を作ってしまう事があるのです。

寒い冬の夜。

人が生活していない建物の内部は、外気温とあまり変わらない室温になります。

それは、木造でもRCでも同じ事です。

問題は、木造とRCでは蓄熱できる熱の量が一桁ほど違うことです。

日中、太陽が照り出せば、外気温度も上昇します。

ですが、日が当たらないRCの建物内はどうでしょうか。

RCは夜の間に、木造の10倍もの「冷たい熱」を手に入れています。

で、なおかつ、RCは熱を蓄え続けるのは不得意。

つまり、温度差があれば、どんどんと放熱してしまうのです。

冷たい熱を放熱する。と言うのは分かりにくいかも知れません。

ちょっと説明の仕方を変えます。

冬場、窓際に立っていると寒いですよね。

これは、窓際の空気温度が低いと言うよりは、窓自体が冷たいので、放射冷却で体温を奪っているのです。

RCの話に戻ります。

冬、人の住まないRC造とは、

大量に冷たい熱を蓄えた、いわば保冷剤で作った箱。なのです。

外気温が上がろうが、箱の中は、しっかりと冷やされ続けてしまうのです。

木造の10倍も貯めた「冷たい熱」が無くなるまで・・・

ちょっと怖い話です。

次回は、この性能を、味方に付ける話をします。

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