CACICOブログ HOME > 「かしこい家」の性能 > 仕上げ材を巡る冒険  その1

仕上げ材を巡る冒険  その1

今日は九州にきました。

仕上げ材メーカーへの訪問です。

自分が使っている資材が、どのようなモノか。

一般に溢れているモノならともかく、特殊な資材であれば、

その内情が知りたくなるのです。

仕上げ材の特徴をまとめると

無機質   透湿   撥水

の3点です。

そこを突撃取材じゃないですが、直接お聞きしたく、メーカー訪問です。

一般に左官材料と一括りにしていますが、まず言われたのは

「スタート地点が違います。私のは左官材料だけど、一般的には塗料材料。」

左官材料というのは基本無機系ですが、塗料は樹脂素材、つまり有機系という訳。

目指すのは、汚れずらい、クラックがおきずらい仕上げ材なのですが、

スタート地点が違うと、技術開発も全く違います。

すごくおおざっぱに言うと

他メーカーは、有機系材料をベースに弱点を克服しようとしていると、

有機系材料は、分解しやすい、静電気を起こしやすい、という性質がある。

だから、退色や汚れ対策が必要。 でも成功していない。

無機系材料には、そのような弱点が無いので万々歳。

かというと、そう単純でもない。

色の定着が難しい、柔軟性が無いためクラックが起こりやすい。などの別の問題点が、

だけど、そちらは、ほぼ技術でクリアしている。

という感じです。

上記で、「退色」と「色の定着」という、二つの言葉が出てきます。

すごく似ているのですが、こんな差が・・・

退色というのは、言葉通り、色粉自体が変質してあせる事。

色の定着が難しいというのは、色粉が剥がれやすいという事。

です。

材料は、主材と色粉で構成されています。

繰り返しですが

退色     色粉自体の色が変わる事。

色の定着  色粉の接着力。

(ちなみに、有機系材料が、特に定着力が優れている。という訳ではありません)

深いです。

ちなみに、無機系の色粉が何故退色しないかも伺いました。

高温で焼き付け、つまり焼き物の釉薬のようにして色を作るから。

焼成顔料と言います。

陶器の色が変わらないのと同じ理由で、

色あせや退色が、ほとんどないのです。

技術的には、ヨーロッパ由来の方法に独自のアレンジを加えているとのこと。

工場は企業秘密とのことで見学できませんでしたが、

有意義なひととき・・・

まだ、無機質の説明しかしていませんでしたね。

続きは次回です。

コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.cacico.co.jp/blog/wp-trackback.php?p=5125
トラックバックの送信元リスト
仕上げ材を巡る冒険  その1 - CACICOブログ より

ホーム > 「かしこい家」の性能 > 仕上げ材を巡る冒険  その1

検索
Feeds
Meta

ページの上部に戻る