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モルタル仕上げを解説する ~仕上げ

前回の解説から、10日も経ってしまいました。

以前のエントリーは、こちらでご覧ください。

さて、いきなりですがこんな所まで飛んでしまいます。

「全部塗って終わってるやん」

すいません、確かに終わっているように見えますが、これはまだまだ途中なのです。

少しアップにしてみますね。

まだまだ、ムラがある状態なのです。

ここからの作業は、「抑え」と言って、ある程度固まりだしてからでないと出来ないのです。

少し荒らしてから、平滑になるように「抑え」ていきます。

時間の経過とお付き合いしながら、少しずつ、少しずつ平滑面に仕上げていきます。

なお、今回のモルタルは、外壁施工に使用する樹脂モルタルではなく、

樹脂の入っていないモルタルです。

これには理由があって、樹脂モルタルは、その樹脂材料の接着力が強く、

「抑え」の作業ができないのです。

「ひび割れ」対応、という目的のためには、樹脂モルタルが向いているのですが、

①つるっとした、抑え仕上げが出来ない。

②表面的な強度が必要。(荷重がかかる場所)

という理由で、昔ながらのモルタルを使用しています。

この後は、そのつるっとした仕上げを活かして、塗装仕上げになるようです。

モルタルは水を吸い込みますので、汚れに対して弱いです。

それを防ぎ、かつツルッとした質感を残すことが出来るのが塗装仕上げという訳です。

逆に言うと、塗装という薄い仕上げ材は下地の凹凸を隠すことは出来ません。

ツルッとした質感は、左官屋さんの腕次第と言う訳なのです。

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