CACICOブログ HOME > CACICOの毎日 > アニメカットと演技 ネタバレ無しのシン・ゴジラ

アニメカットと演技 ネタバレ無しのシン・ゴジラ

シン・ゴジラを観てきました。

それも複数回、・・・回数は秘密です。

日本の特撮映画には、結構長い間、裏切られてきました(勝手な見解)が、

今回は久しぶりに違いました。

昨年「進撃の巨人」で致命傷を負ったため、「テラフォーマーズ」は当然スルー、

しかし、ゴジラの新作とあらばと、討ち死に覚悟で観に行ったのですが、

これがもう、SFファンなら花丸あげたいほどの出来。

シン・ゴジラの評論は、ネット上に大量にあるため、あまり被らない視点で書いてみます。

今回の映画が良く出来ていた理由の一つ。

それは通称「アニメカット」と呼ばれる、細かいカット割りにあります。

短いカットを、連続で繋いでいく手法なんですが、

このお陰で、役者の「オーバーアクト」が抑制できてるのです。

劇場などで、映画の予告を数編観ると分かるのですが、

「私の泣き芝居を観て」的な演技がガンガン流れます。

でもまぁ日本の日常では、そんな「オーバーアクト」に出会う機会なんかありません。

と言うか、「ものすごい状況下」に置かれても、

そんな風に「喜怒哀楽」を剥き出しにする人は、極めて少数派。

ぐずっている幼児ぐらいではないですかね。

なのに、映画の中では「ここが感動ポイント」ですよ、と名札ぶら下げて、

役者の「喜怒哀楽」演技が、延々と続く事が多いです。

外国映画であれば、言葉が聞き取れない事もあって、「まぁそんなもんかな」と見逃せるのですが、

自国語でやられると結構辛いのです。

ですがシン・ゴジラでは、「専門用語てんこ盛りの長台詞」と「ごくごく短いカット割り」という組み合わせで、

役者にオーバーアクトを強制しないのです。

ほんのちょっとした口調の変化とか、スマホにちらっと写る待ち受けの家族写真とか、

そんな一コマだけで、「感情」は十二分に伝わるんですね。

昔観たハリウッド映画のワンシーン。

レモネードに「砂糖を入れるか」と尋ね、客が「うん」と言った瞬間、

大さじてんこ盛りで2杯投入したシーンを思い出しました。

味覚も感情も、少なめが日本人には良いのです。

コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.cacico.co.jp/blog/wp-trackback.php?p=13109
トラックバックの送信元リスト
アニメカットと演技 ネタバレ無しのシン・ゴジラ - CACICOブログ より

ホーム > CACICOの毎日 > アニメカットと演技 ネタバレ無しのシン・ゴジラ

検索
Feeds
Meta

ページの上部に戻る