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日射取得開始か?

今朝は肌寒い朝でした。

室温も夏以降初めて26℃を割ったので、

日射取得の時期に入ったようです。

今までは27℃前後だった室温が、

真冬に向けて低下していく過程の始まりです。

ここからは、

日射取得で、どの程度「熱」を確保出来るかが大切。

当然ながら曇りや雨の場合は、日射熱が期待できませんし、

季節と共に、室温をジワジワと失っていくのです。

 

住宅における温熱環境の設計は、

「冷房・暖房」の時期を如何に短く出来るかが腕の見せ所。

と言っても、

「冷房」期間を短くする設計と「暖房」時期を短くする設計は

基本的に両立が困難。

「冷房期間を短くしたい」場合は日射遮蔽に力を入れます。

一方

「暖房期間を短くしたい」場合は、日射取得が大切。

この2つはトレードオフの関係なのです。

 

なので地域によって、設計のさじ加減が変わります。

寒い地域は日射取得を、

暑い地域は日射遮蔽を、

重要視するのです。

うどん県の住民であるCACICOは、当然ながら日射遮蔽を有利側に設計しました。

 

最後に蛇足を

外付けブラインドは、日射遮蔽と日射取得の両立に非常に有利です。

ですが、ブラインドだけに頼るのはお薦めできません。

何故なら、夏期にブラインドが閉めっ放しになるからです。

景色を見ることが出来ないのは、嬉しくないですよね。

またブラインドに日射が当たるのですから、少なからず輻射熱が発生します。

ですので、外付けブラインドを付けるからと言って

庇の有効性が無くなる訳では有りません。

あくまで基本は庇。

でもって、必要に応じて外付けブラインドを追加する。

というのが正解なのです。

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