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2016年5月28日のアーカイブ
早い者勝ち? その2
- 2016年5月28日 5:39 PM
- CACICOの毎日
その1の続きです。
ドイツの余った電力を、有料で引き取ったのは誰でしょうか?
それは、電力系統が繋がっている隣国だと思われます。
ドイツは9つの国と国境を接しています。
オーストリア、オランダ、スイス、チェコ、デンマーク、フランス、ベルギー、ポーランド、ルクセンブルク
各国の細かい電力事情は知りませんが、
ヨーロッパでは、国境を越えて電力の売買をするのが常識。
ここが日本とドイツの決定的な違い。
日本には、電気を売り買いできる、送電線続きの隣国はありません。
何せ、島国ですからね。
ドイツの話に戻ります。
今回、隣国にお金を出して引き取ってもらった電力。
これにも、固定の買取価格が適用されます。
つまりドイツの電力会社は、
再エネを固定価格で買い取った上で、お金を払って他国に引き取ってもらったのです。
確かに、再エネの買取価格は、年々下がっていますが、
FITと呼ばれる全量買取は、契約年の金額で20年間固定ですし、
なにより絶対量の増加が半端ないのです。
とっても右肩上がりですね。
さて、一般家庭の負担ですが、2013年には、下記の数値。
ざっくりと電気料金の20%近くが、再エネ賦課金。つまり再エネを買取るための費用。
(右側の単独グラフは、ドイツ外へ輸出した電気の平均価格)
日本に戻って、四国電力さんの請求書にも、当然ながら同じものがあります。
13,425円の中には、再エネ発電賦課金は1,111円が入っています。
って、
すでに8%に達しています。
知らない間に・・・ちょっとビックリです。
確認と思って、先月分を見ると。
再エネ賦課金の単価は、28年5月から値上がりしていました。
と言うか、毎年同じタイミングで単価が上がってました。
~27年4月 ~28年4月 28年5月~
最初の11kWhまで 8.25円 → 17.38円 → 24.75円
上記を超える1kWh 0.75円 → 1.58円 → 2.25円
電気料金に占める割合は、CACICOぐらいの使用量だと、
2.6% → 5.8% → 8.2%
と、うなぎ登り。(なんか、消費税の上がり方と似てますね)
またまたドイツの話に戻ります。
繰り返しますが、再エネは勝手に発電する上に、全量優先買取。
なので、
電気の市場価格を低下させ、
(電気の卸価格の変動です。消費者の電気代とは違います)
火力発電所が経営難になり、
(総発電量が激減。時々ちょっこっと発電じゃ、普通赤字ですよね)
かかった費用は消費者負担。
(再エネの費用は、消費者の割り勘です)
というのがドイツの現状でしょうか。
いったい誰が得しているのでしょうね。
これ以上、再エネ率を上げたらどうなるのか?
社会実験としては、とても興味があります。
一方、日本は自国なので、お財布レベルで気になります。
政府が方針を変えない限り、再エネ発電賦課金が増え続けるのは確実。
ドイツの再エネ率に日本が近づくのは、地理条件的に不可能。
ですが、
賦課金の割合では、あっさり逆転したりして・・・
こちらは結構ドキドキです。
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