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2015年3月21日のアーカイブ

鉄筋コンクリートを快適に

お世話になっている工務店さんから、

「ちょっと下見に来て」と声がかかったので、行ってきました。

築40年オーバーの鉄筋コンクリート(以下RC)造り。

実は、うどん県には結構古くからRC住宅があります。

 

個人が住宅としてRCを選択する理由は大きく三つです。

①「準防火地域」や、「3階建て」という基準があるから

うどん県を例に取ると

高松市中心部の一部だけが、準防火という厳しい基準が適応される地域。

それ以外の防火の基準としては、

22条地域(住宅地の多くがここに属します)  

無指定(中心から離れるとありますが、そんなに多くない)

という基準です。

また2階建てより3階建ての方が、構造や防火の基準が厳しくなります。

②デザイン的に好き

打ちっ放しを始めとした「RCデザインが好き」な人は連綿といます。

モダンな建築様式ですよね。

③構造的に安心

これは地域性が強いですね。例えば沖縄県とかは、個人住宅もほぼRCと聞きます。

台風対策のため、木造はNGだそうです。

 

台風の矢面に立つ高知県とは違い、

四国山脈で台風を遮ってもらえるので、自然災害は少ないうどん県。

なのに、

「えっ、こんな場所で・・・しかもばりばりの和風デザイン」

というRC戸建て住宅が、結構あります。

このブームの発端は、県庁舎らしいです。

うどん県の県庁庁舎は、丹下健三氏の設計で、1958年に竣工しています。

この時の知事さんは、建築知事と言われるほど、建築好きだったらしく、

猪熊源一郎氏の紹介で、丹下氏に設計を任せたそうです。

 

この後、うどん県では官民でRC構造が流行るのですが、

「でも、家のデザインは和風が良い」

と言う要望が多く、出来たのが和風RC住宅らしいです。

 

話を戻します。

下見した建物は、RCのモダンデザイン住宅。

だいぶ気合いを入れて造ったんだろうなぁ、と思わせる容貌です。

こちらを「快適空間にビフォーアフターしたい」と言うお話。

既築住宅の断熱改修はいろいろと手法があります。

ですが、RCに関しては一択しかありません。

それが外断熱です。

以前手がけたCACISU中央公園も、施工前と後では温熱環境が全く違いました。

現場監督や職人さんは、日々良くなっていく環境を体感できたほど。

 

RC建築の快適に絡む「特徴」は、蓄熱量が大きいこと

現在のRC住宅が暑くて寒いのは、「蓄熱量」を外部環境に持って行かれているから。

夏は暑い熱を蓄熱し、冬は冷たい熱を蓄冷する。

そりゃ、不快な空間になってしまいます。

そこで外断熱なんです。

そうすると、RCを室内側の温度で蓄熱できる。

「蓄熱量」を内部環境に取り戻す事が出来れば、実はとても快適な空間が造れるのです。

つまり

RCがダメな子なのではなく、使い方がダメなだけ。

なのでRC住宅を快適にするのは、結構簡単。

鉄筋コンクリートには、それだけの潜在能力があるのです。

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