- 2015年3月16日 8:55 AM
- 「かしこい家」の性能
「日当たりが悪いので、窓を多く付けたい」
この台詞、YESでしょうか、NOでしょうか?
以前は、「明るさ」を求めて、という意味が多かったと思うのですが、
最近は「日射取得、つまり日射による熱」を期待してる事も増えてきました。
で、CACICOの意見としては、条件付きでYESです。
どんな条件かと言うと
①南向き限定
②必要な出幅がある庇
③高性能な窓(樹脂&できればトリプル)
この3つですね。
今まで東の窓がお薦めできない理由としては、
「夏の日射遮蔽が難しいから」を上げていました。
でもそう書くと、「冬は良い」のだが、「夏にだけ良くない」
と受け取る人もいる気がし、
夏のデメリットはおいといて、冬単独ならどうなの?
という話をしてみます。
では、CACICOの適当シミュレーションを。
東向きの窓が日射取得として役に立つのは、日の出~正午ぐらいまで。
水平線からの光が差し込む窓も少ないでしょうから、
良くても9時~12時の4時間ぐらいですかね。
つまり24時間のうち4時間だけです。
一方、放熱は24時間変わりません。
注) 外壁からも放熱はしますが、窓と比べると圧倒的に少ない。
なので東窓は、
24時間の放熱量<4時間の採熱量
という条件を満たして初めて、日射取得としての意味がある。
と言えます。
例えばこれが南窓だとしたら、日射取得の時間が変わります。
9時~16時の8時間ほどはいけるので、採熱時間は倍近く。
つまり
24時間間放熱量<8時間の採熱量
という条件で良い訳です。
この違いを乗り超えるためには、
窓の断熱性能を、壁同等まで引き上げる必要が出てきます(想像)。
そうなって初めて
「短い時間でも、採熱できた方が良いでしょ」
と言えるのですが、現実問題として、そこまで高性能な窓はありません。
なので、東に設ける窓は
「採熱より放熱の方が多い窓」でしかなく、
日射取得の役には立たない「窓」だと思うのです。