- 2015年2月10日 11:52 AM
- デシカ日記
洗濯物を干すときには、陽に当てたい!!
という方は、数多くいます。
・・・と言うか、圧倒的多数かも知れません。
住宅を設計する時には、いろんな要望が出ますが、物干しスペースを突き詰めるのは中々の難問だったりします。
まずは、物干しスペースへの要望を書き出してみます。
1 陽に当てたい
2 でも、他人からは見られたくない。
3 かつ、自分たちも見たくない。
4 突然の雨を考えたら庇が欲しい。
5 家事動線をコンパクトにしたい。
ポイントは、「陽に当てたい」けど「見たくない」という所です。
2階建て、かつ2階にベランダがあれば、まずそこが物干し場になりますね。
洗濯物が1階と2階を行ったり来たり、という問題が残りますが、1 ~4はクリアできますから。
一方、2階にベランダが無かったり、平屋の場合は大変かも知れません。
当然ながら、陽に当てた方が乾きやすいからですよね。
「陽を当てたら、暖かくてふんわり」とか「殺菌効果が」とかの副次的効果を重要視する人もいるでしょうが、
「乾けば良い」のであれば、目的では無く手段だと解釈できます。
その方式で、要望を分類します。
1 陽に当てたい →手段
2 でも、人からは見られたくない →目的
3 かつ、自分たちも見たくない →目的
4 突然の雨を考えたら庇が欲しい →手段
5 家事動線をコンパクトにしたい →目的
すると、手段と目的に分かれました。
手段とは、他の方法があるかも知れない。
目的とは、置き換えることが出来ない
つまり、2,3,5は目的なので代替えが効きませんが、1,4は代替えが可能なのです。
「1陽に当てない&4 雨の心配が無い場所」というのは、簡単に言うと室内です。
いわゆる「室内干し」ですね。
室内干しは、確かに全ての要望を満たします。
ただし、ちゃんと乾いたらです。
その話は次回行います。
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