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相対湿度の考え方

デシカと暮らす日常を、綴っていく企画をしていたのですが、ブログ自体を更新しないという不手際で停滞していました。

少しずつですが、始めたいと思います。

さて、2月5日の朝9時の室内状況です。

こちらはシチズンの温湿度計で、子機が1台付いおり、同時表示が出来る商品です。

上段が室内、下段が室外(玄関先に子機があります)

データーは写真の通りですが、復唱します。

室内環境  温度22.3℃、湿度54%

外部環境  温度  6.1℃、湿度67%

です。

ここで、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、湿度データーの見方をご説明をします。

外部が67%と聞くと、なんだ高湿度だな。と思う方がいらっしゃいます。

ですが、ここでいう湿度とは正確には相対湿度です。

空気中の湿度は、絶対湿度と相対湿度のどちらかで表記されるのですが、一般的には相対湿度です。

ちなみにデシカの運転に関しては、絶対湿度で制御されています。

さて、絶対湿度と相対湿度。

何が違うかというと、まず単位が違います。

絶対湿度とは「乾燥空気1Kg中に含まれる、水蒸気の量」で単位は、g/kg。

相対湿度は

ある気温で大気が含むことが出来る絶対水蒸気量を100とした時の水蒸気量

なので単位は%です。

一般に湿度が高いとか低いという話の「湿度」とは全てパーセント、つまり相対湿度な訳ですね。

先ほどの写真の数値も、当然ながらパーセントですので、相対湿度です。

この値を、絶対湿度に読み替えてます。

室内環境  温度22.3℃  相対湿度54% → 絶対湿度 9.06 g/kg

室外環境  温度  6.1℃  相対湿度67% → 絶対湿度  3.9 g/kg

と言うことで、屋外の水分量は非常に少ない事が分かります。

温度が低く、大気があまり水分を蓄えることが出来ないため、

見かけ上割合(%)が高いだけなのです。

例えば、この水分量のまま温度を上げてみると、もっとはっきりします。

室外環境の空気を、そのまま室内に取り込んで、「暖房」したという仮定条件ですね。

絶対湿度3.9g/kgのまま、室温を22.3℃に上げると、相対湿度は、23.44%です。

思いっきり過乾燥の空間が出来てしまいます。

これでは、いくら暖かくても快適だとは言えません。

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