- 2014年10月29日 1:54 PM
- デシカ日記
うるさらの最高機種には、換気機能が搭載されています。
うるさら7のRシリーズです。
なので、換気性能を較べてみます。
パワフル給気換気という名称で32㎥/hとなってますから、1時間で32立米の換気ができるそうです。
換気と銘打っていますが、24時間換気の認定は受けていません。
その理由の一つに、給気換気という方法がある気がします。
給気換気と言うのは、先日の換気分類でいくと二種換気の事です。
つまり排気は考えず、給気だけを行う換気方法。
前回割愛したので、ここで説明を。
二種換気とは
建物の中に新鮮空気をどんどん入れると、家の隙間から室内の空気が漏れ出す。
で、空気を入れ換えると。
三種換気と反対の方式ですね。
三種は空気をどんどん排出して、新鮮空気は給気口から自然に入ってくる。
ただし、三種換気(ダクト式)の新鮮空気は、給気口を設定して、室内の空気の流れを作ります。
居室→トイレや洗面、寝室→ウォークインクローゼット
みたいな流れです。
一方、二種換気は、はっきりとした排気口を持ちません。
家の外壁側には、適当に隙間があるから、そこから排出するだろう。
という方式なので、
気密がしっかり確保された家はどうなんだろう?と思います。
例えばマンションに、二種換気はNGです。
(自然排気口を設ければ別ですが・・・)
RCの構造物は、努力せずに気密が取れてしまいます。
なので、いくら空気を送り込んでも、抜けていく先がないのです。
マンションでレンジフードを動かすと、玄関とかの扉が開きづらくなる。
というのを体験した方も多いのではないでしょうか。
その逆バージョンですね。
これは一般的に換気扇と呼ばれるものの大部分が、
正確には、給気をしない排気扇だからです。
排気するだけで空気が入ってくる隙間がないと、家の中がどんどん負圧となっていきます。
当然ながら限界があるので、
そのうちレンジフードは動いているけど、排気はほとんどしない。
という状態になります。
・・・話が脱線しましたね。
うるさらの換気は給気するだけの換気。
一方、デシカは一種換気なので、給気と排気を同時に行います。
能力は、うるさら32㎥、デシカ200㎥。
高気密化が進んだ建物では、換気としての役割は厳しそうです。
ですがエアコンOFFでも、加湿換気運転が出来るようなので、
既築住宅で、部屋単位の条件下であれば、
エアコン+加湿器+空気清浄器
という組み合わせを
うるさら1台に変える能力はある気がします。
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