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デシカと「うるさら」の違い 換気編

うるさらの最高機種には、換気機能が搭載されています。

うるさら7のRシリーズです。

なので、換気性能を較べてみます。

パワフル給気換気という名称で32㎥/hとなってますから、1時間で32立米の換気ができるそうです。

換気と銘打っていますが、24時間換気の認定は受けていません。

その理由の一つに、給気換気という方法がある気がします。

給気換気と言うのは、先日の換気分類でいくと二種換気の事です。

つまり排気は考えず、給気だけを行う換気方法。

前回割愛したので、ここで説明を。

二種換気とは

建物の中に新鮮空気をどんどん入れると、家の隙間から室内の空気が漏れ出す。

で、空気を入れ換えると。

三種換気と反対の方式ですね。

三種は空気をどんどん排出して、新鮮空気は給気口から自然に入ってくる。

ただし、三種換気(ダクト式)の新鮮空気は、給気口を設定して、室内の空気の流れを作ります。

居室→トイレや洗面、寝室→ウォークインクローゼット

みたいな流れです。

一方、二種換気は、はっきりとした排気口を持ちません。

家の外壁側には、適当に隙間があるから、そこから排出するだろう。

という方式なので、

気密がしっかり確保された家はどうなんだろう?と思います。

例えばマンションに、二種換気はNGです。

(自然排気口を設ければ別ですが・・・)

RCの構造物は、努力せずに気密が取れてしまいます。

なので、いくら空気を送り込んでも、抜けていく先がないのです。

マンションでレンジフードを動かすと、玄関とかの扉が開きづらくなる。

というのを体験した方も多いのではないでしょうか。

その逆バージョンですね。

レンジフードの場合は、チョコッとどこかの窓を開けて給気すれば解消します。

これは一般的に換気扇と呼ばれるものの大部分が、

正確には、給気をしない排気扇だからです。

排気するだけで空気が入ってくる隙間がないと、家の中がどんどん負圧となっていきます。

当然ながら限界があるので、

そのうちレンジフードは動いているけど、排気はほとんどしない。

という状態になります。

・・・話が脱線しましたね。

 

うるさらの換気は給気するだけの換気。

一方、デシカは一種換気なので、給気と排気を同時に行います。

能力は、うるさら32㎥、デシカ200㎥。

高気密化が進んだ建物では、換気としての役割は厳しそうです。

ですがエアコンOFFでも、加湿換気運転が出来るようなので、

既築住宅で、部屋単位の条件下であれば、

エアコン+加湿器+空気清浄器

という組み合わせを

うるさら1台に変える能力はある気がします。

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