- 2014年10月27日 2:23 PM
- デシカ日記
デシカの商売敵は何か?
当然、他社の24時間換気システムなのですが、
それ以前に比較されてしまう相手がいます。
それが「うるるとさらら」(通称うるさら)です。
デシカもうるさらも、同じダイキンの商品。
でもって、除湿と加湿がウリなんだから、同じじゃん。
で、私も以前メーカーさんにこのような質問をしました。
「デシカとうるさらってどう違うの?」
実際デシカとうるさらの違いを説明出来る人は、建築業界には少ないでしょう。
ダイキンの営業さんでも、少なかったり・・・
なので、今回はそれにチャレンジしてみます。
デシカ
除湿 無水
加湿 無水
うるさら
除湿 水を使う
加湿 無水
箇条書きにすると、これだけです。
うるさらが他のエアコンと違う所は、加湿の時に水を使わない事だけで、除湿の仕組みは同じなのです。
今回は除湿に話を絞ります。
デシカの除湿とうるさら(他のエアコンも同じ)の除湿は、全く違います。
何故なら、
デシカは、除湿だけを行い
うるさらは、冷房の副産物として除湿ができる。
と言う事。
デシカはデシカント素子という、言ってみれば乾燥剤に室内の湿度を吸着させ、それを排出します。
一方、うるさらは、熱交換器を冷やす事で室内の空気を冷やすのですが、
その過程で熱交換器の表面で結露が発生するのです。
その結果として除湿になる。
ですから、原則として「除湿」だけは出来ません。
ポイントをまとめます。
①ドレイン管による結露水の排水が必要
②熱交換器の結露に起因する、カビや異臭の可能性
一般的なエアコンの問題点が、うるさらにもあります。
何せ、同じ方式なのですから。
24時間動かし続ける住宅の換気システムにおいて、特に②のリスクは許容できないですね。
除湿に関して言うと、デシカとうるさらは、全くの別物と言えるでしょう。
- 新しい: デシカと「うらさら」の違い 加湿編
- 古い: デシカ、かわいそうな子