- 2014年6月6日 4:52 PM
- CACICOの毎日
以前マンション・リフォームして感じたこと。
それは「LED照明は眩しい」
電気屋さんと世間話をしても、「そうだね」という返事が帰ってきます。
文科系的な解釈で申し訳ないですが、
LEDは「暗くても、眩しい」照明です。
明るくて眩しいのなら分かりますが、「暗いくせに」眩しいのです。
その理由を考えてみたいと思います。
少し遠回りな話になりますがお付き合いください。
ダウンライトという天井に埋め込む照明があります。
この照明は、直下だけを明るく照らすことができる照明です。
天井に埋め込んでいるのだから当然ですね。
天井をスッキリさせたい。という理由で部屋をダウンライトのみにしたとします。
そこに居る人は、照明の数によらず「部屋を薄暗く」感じます。
なぜか?
さきほどダウンライトは直下のみが明るい照明と言いました。
これは否定的な意味ではなく、「全体照明ではなく、部分照明ですよ」と言うだけ。
なので当然のことながら、部屋の内部で明暗の差が大きくでます。
で、人はその暗がりを見て(感じて)、部屋全体を薄暗く感じるのです。
その暗い場所というのが、天井面です。
ダウンライトの数を増やせば、光の絶対量は増えますが、天井面の光量はあまり増えません。
それを説明するには、器具の特徴と共に、明かりの性質を知る必要があります。
明るさに関する単位ですが、実は二種類あります。
それはルーメンとカンデラ。(LED電球のパッケージにはルーメン表示がありますよね)
どちらも明るさ、つまり光量を表す単位なのですが、
ルーメン=光の総量
カンデラ=ある方向に出ている光の強さ
という違いがあります。
ダウンライトは、ある一定範囲を明るくすれば良い器具です。
つまり、ルーメン値が低くても、カンデラ値を確保すれば良い。
以前は、反射板等を使って光を集光していた器具です。
白熱電球や蛍光灯は、360℃満遍なく光が放射されるのですから当然ですね。
逆にLEDは、その構造上、光が特定方向に集中しています。
集光する努力は、それほど必要はなかったりします。
光量で言ってみれば、ルーメン値は少なくても、カンデラ値は稼ぎやすいのがLEDという光源。
同等の器具としてはスポットライトもそうですが、例えとしては、懐中電灯が分かりやすいです。
懐中電灯は少ないパワーで遠くまで明るい器具ですが、一点集中なので光軸を少しでもずれると暗闇。
なのでものすごくLED向きの照明器具だと言えます。
・・・思いっきり脱線したので元に戻します。
始めにLEDを「暗いくせに、眩しい」と表現したのですが、少し理系的に表現し直します。
LEDは、ルーメン値が低くてもカンデラ値が確保しやすいため、暗いと眩しいが両立できるのです。
ダウンライトやスポットライトにLEDが多く採用されたのも、局所照明と相性が良かったのでしょうね。
ですが、その副作用として「直視するととても眩しい」が際立つようになりました。
もっとも最近のLED照明は、各社色んな技術を使って、光源を拡散させる努力をしています。
ダウンライトのように、直接光源を見る機会がある器具は、是非「眩しくない」つまり
光源が一点集中していない器具を選択して欲しいです。
誰も見たくて光源を見る訳ではありません。
ですが、たまたま視界に入った光源が眩しいのは、ちょっと困りものだと思うのです。
LEDは、ランニングコストから快適で差別化される時期が来ていますね。
言ってみれば、まだまだ発展する余地があるシステムだとも言えます。
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