- 2014年3月22日 11:12 PM
- CACICOの毎日
床暖房の歴史を、ものすごくかいつまんで話をします。
床暖房は空気暖房(対流)ではなく、放射と伝導を使って暖房するシステム。
快適な暖房の代名詞のように言われています。
何故かと言うと、空気暖房は(断熱性能が低いと)温度ムラが発生しやすい。
特に天井が高いと、熱気が上部に溜まってしまいます。
一方、床暖房は空気を暖めない。
直接、人を暖める方式なのです。(例えてみれば、日光を浴びている感じ)
で、そんな床暖房ですが、いろんな方式や熱源があります。
それぞれの長所・短所を書き出す根性が無いので、今回はひとつに絞って話をします。
それは設定温度です。(温水式を例に話をします)
床暖房の歴史は、温度低下の歴史でもあります。
昔々の床暖房は、高温式が主流でした。
それは、家の断熱性能が無かったから。
と言うか、「そのために暖房があるんでしょ」という時代があったのです。
そんな時代は、寒さを暖房能力でカバーするしかないので、60~80℃程度の温水を流していました。
(火災を除くと)自然界には存在しないような温度を発生させるのですから、床材は大変です。
ですから、床暖房対応フローリングという名前で、
「高温下でも反りやねじれが少ない」のを売りにした高価な材料もありました。
ですが、建物の断熱性能が向上すると共に、低温式と呼ばれる方式が増えてきました。
温度帯で行くと、40~55℃ぐらいです。
確かに高温式と較べるとだいぶ低くなってますね。
最低温度40℃であれば、ぎりぎり自然界に近くなってますが、と言っても15℃の差があります。
これをどのように使い分けているかというと、
先ほど出てきた家の断熱性能と、敷き込み率という敷設面積のバランスで決まります。
家の性能が高く、敷き込み率が高い場合は低温で良く、
家の性能が低く、敷き込み率が低い場合は高温の設定になります。
これ、どちらが快適なのでしょうか。
当たり前の事ですが、設定温度が低ければ低いほど、住む人の違和感が減ります。
なので、設定温度は低いに越したことがないのです。
これからも、住宅の性能が上がれば上がるほど、床暖房の温度設定は下がります。
そして、その方が「住む人にとって」快適なのです。
個人的には、床暖房の設定温度は30℃ぐらいが正しいと思います。
その温度で快適になる程度に、断熱性能を上げた住宅。
それが、ホントに快適な住宅なのです。
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