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基礎の外断熱②

昨日「新しい現場」で、基礎の外断熱化に対する留意点を挙げました。

①シロアリ対策

②床下換気を機械でする必要がある。

③仕上げ材の選定

シロアリ対策は前回説明したので、今日は②の話をします。

基礎を外断熱にする。

ということは「床下が密閉空間」になります。

RCは施工後1~2年は、多くの湿気を放出するため、その対策も込みで

換気装置が必要というわけです。

ここであえて反証を

「そこまでして基礎で断熱をする必要があるのか」

床面で断熱して、床下は自然換気に任せた方が良いのでは。

という意見です。メリットは

A 設備機器に頼らずに済む

B 断熱範囲が狭くなるので効率的

という所でしょうか。

Aは確かにその通りです。

機械式換気だとメンテナンスも必要でしょうし、イニシャルやランニングコストもかかります。

ただし、基礎だけを単体で考えればという条件ならばです。

家全体で考えれば、ちょっと見え方が変わります。

現在工事中のM邸の床下は、気積としては四畳半一部屋ぐらいの空気容量です。

つまり住宅の換気システムで考えた場合、

小さめの部屋が一部屋増えるだけの負担でしかありません。

住宅本体に換気機器が導入されているのだから、一部屋ぐらい増えてもどうって事ない。

というのが、Aに対する私の見解です。

続いてBです。

同じ断熱するのであれば、範囲を限った方が効果的ではないのか?

という事ですね。これ、うちの嫁に言われたのですが、なるほどです。

まず結論から。

断熱性能が高ければ理論的に有りですが、構造的にも対応が難しい。

説明は非常に理屈っぽくなりますので(今までもそうですよね)良ければおつきあいください。

床下で断熱するというのは、根太という床下地材の間に断熱材を入れることを指します。

この方式では、根太の高さ以上には断熱材が入りません。

根太の高さは一般的に4.5㎝ですので、断熱材の厚みは4㎝程度でしょう。

そこに、床の特殊な条件が追加されます。

壁、床、天井、家の内装の中で、床だけは「人が直接触ります」

ですから、暑い寒いも、直接伝わります。

冬場、窓の近くに立つと寒いですよね。その状況で、窓ガラスを触ることを想像してください。

当然ながら、近くにいるより触っている方が、もっと寒いです。

床の断熱というのは、そういう意味で条件が厳しいのです。

ですから、必要な断熱性能が確保できれば床下断熱でも問題ないですが、

現実的には木造在来工法では難しいです。

イラストを拝借したメーカーさんでも、木造在来は厚さ5.5㎝までしか対応していません。

(2×4工法は10㎝まで対応しています)

反証の反証がとても長くなってしまったので、続きは改めます、ぺこり。

追記

調べていると、大引きの間にいれる工法もありました。その場合は9㎝まで可能です。

「人が直接触る」という欠点は変わりませんが・・・

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