- 2012年5月6日 3:13 PM
- 「かしこい家」の性能
今日で外壁の防水工事が終わります。
で、もう戻れない事に気づきました。
なにに?
それは、透湿防水シートを使った防水方法にです。
透湿防水シートによる防水とは、1メートル幅のシートで、建物をぐるぐる巻きにする手法。
だから、アメリカでは「ハウスラップ」と言います。
一番下はテープで固定しますが、その後は10㎝程度の重ねしろを取りながら上へ上へと巻いていきます。
シート自体の固定は、ハンマータッカーという大きなホッチキスのようなものを使います。
サッシとの取り合い部分は、ブチルテープでの固定。
細かい事を言えば、この段階で、針ほどの穴は開いています。何せ、固定がホッチキスの針ですから。
また、下記のような入り隅部では、重箱の隅をつつくようですが、ピンホールと呼ばれる穴ができてしまいます。
で、そのヶ所は、コーキングを盛り上げて止水します。
透湿防水シートを使った防水は、現状の木造・鉄骨住宅の標準工法です。
きちんと施工さえすれば、漏水につながる事はありません。
ですが塗り防水を始めてから、現場の見方が変わってしまったのです。
一切の隙間が無いのが当然に・・・
こんな感じで、あらゆる所がシームレスに防水してしまえます。(木がやせてもついていきます)
工法が違うので比べるのが申し訳ないですが、タッカーの穴が許せなくなりました。
もう、昔には戻れません。