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続 風の気まぐれ発電

風力発電ネタの続きです。

さて、下記の要件を満たしている国はどこでしょう。

①地形が平坦で、最高標高は173m。

②1年を通して偏西風が吹く。風向きが、ほとんど変わらない。

③台風や強い雷、地震がない。

ご想像通り、デンマークです。

最高標高173mって、それじゃ全て平地じゃないですか!!

九州ぐらいの面積があって、高低差が173mの国ですか。

五色台でも標高479mなんですから、想像がつきません。

で、振り返って日本の条件は

①山がちの地形。というか、平野が少ない。

②風向きは季節どころか、一日の間でも大きく変わる地域が多数。

 風の強さも、地域によって、まちまち。

③台風や、地域によっては強い雷があり、地震も多い。

う~ん、まったく違います。

デンマークでは風車が発達し、風力発電へ。

日本では水車から、水力発電へ。

地理的な条件からの当然の帰結だった訳です。

明治初期、治水の技術指導で訪日していたオランダ人の技師は、

日本の川を見て、「これは川ではない、滝だ」と言ったらしい。

オランダも最高標高322.5mですから、デンマークと変わりません。

ちなみに水力発電は、水の高低差を利用して行われる再生可能エネルギーです。

 

で、今回風力発電機に関して、面白い事が分かりました。

実は、風力発電装置の稼働には電気が必要。らしいのです。

 

これは、風力発電機のカタログにも書いていますが、「パワーアシスト」という機能で、

無風や微風時に、風車をサポートする補助電源があり、

条件が悪いと発電量より、使用量の方が多くなることさえあるそうです。

この問題をめぐって、すでに日本でもトラブルがありました。

発電失敗で早大の賠償確定 8950万円支払い 茨城・つくば市の風車事業

下記、産経新聞からの抜粋です。

小中学校に設置した小型風力発電機の発電事業失敗をめぐり、

茨城県つくば市が委託先の早稲田大などに建設費など約2億9860万円の損害賠償を求めた

市は平成16年、二酸化炭素排出削減などを目的に風力発電事業の計画策定などを早大に委託。

小中学校に風車23基を設置したが、 発電機自体の消費電力を上回る発電を得られなかった。 

ラストの一文がすごいですね。

3億近くのお金をつっこんでいる発電設備なのに、マイナスの結果しか生まなかったという事です。

当然、維持管理費は別ですよ!!

日本でも、一千基以上の風力発電が存在しているはずなのですが、その稼働状況は(多分)発表されていません。

良い結果が出ているのであれば、公表しそうなものですが・・・

読売新聞では、こんな記事が出てました。

北海道興部町風力発電所が、完成から約10年で廃止。

風車1基で、約1億9000万円。当然、全額が税金。

9年半の売電収入は6170万円。6430万円かかった維持管理費にすら届かない。

昨年、発電機のベアリングが破損して稼働を停止。修理費用は約4000万円。

全額を町が負担しなければならないことから、町は発電所を廃止した。

 

読売新聞の原文は、とても風力発電よりな表現なので、簡潔にまとめました。

これって壊れる壊れない以前にダメでしょう。

日本の風力発電って、もしかしたらデンマークで水力発電するみたいなものですかね。

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