- 2012年2月2日 11:55 PM
- CACICOの毎日
2回に渡って給湯器の話をしたのですが、その補足です。
自分で書いていて、説明しきれていない気がしました。
それは、
「一次エネルギーの効率は、ハイブリッド給湯器」
と言っておきながら、
「コスト比較では、断トツにエコキュート」
という表現です。
少し情報不足なので、そのお話しを。
ポイントは、「一次エネルギー効率」ではないかと考えます。
一次エネルギーの効率とは、簡単に言うと、原材料からの効率です。
①天然ガス→都市ガス→自宅で消費
都市ガスであれば、こんな流れで天然ガスからの効率を指します。
(LPガスは石油から造られている場合も多いので、この限りではありません)
②石油→電気→自宅
電気であれば発電ロス、送電ロス等が出てくるためガスと比べて、効率はかなり落ちます。
ガスの効率を100とした場合、電気は37らしいのです。
つまり、スタートラインがまったく変わります。
エコキュートは、その不利な状況から92%という高い数値を出すのですから、機械としては良い物だと思います。
でも、ハイブリッド給湯器は107%
普通に考えたら、コストにも差が出るはず。
結果が逆転してしまうのは、ひとえに「料金設定」の問題です。
電力会社が、従量電灯の1/3の価格を夜間電力に設定していますから、
夜間電力を使うエコキュートのコストがトップになるのは当然です。
では、夜間電力を格安にしている理由は何かと言えば、原子力発電への対応です。
原発は、出力調整が利かない発電システムです。
使用量の多い日中に合わせて稼働させると、夜間に余ってしまう訳です。
これを余剰電力と呼びます。
蓄電できれば良いのですが、現在の技術ではあまりに非効率。
日本の電気は、なんだかんだありながら、原発を軸に組み立てられてきました。
ですが今回の震災で方向性が変わりそうなので、
将来的に「夜間電力が割安」が無くなる可能性も出てきました。
脱原発というヤツですね。
そうなってくると一次エネルギー効率とコストが比例する事になるかも知れません。