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「国の格付け」を考える

世の中には、「格付け」というシステムがある。その起源は1900年初頭のアメリカです。

ムーディーズという会社が、鉄道会社が発行している債権にA,B,Cというランクを付けたのが始まり。

当時のアメリカは鉄道建設ブームで、250社!以上の鉄道会社があったそう。

国内も当然、海外からも投資を募るという意図で始まったようである。

この格付けというシステムが、現在どんな収益構造かと言えば、こんな感じです。

①格付けのデーターを投資家に売る。

②格付けしてあげる会社から費用をもらう。

①は分かりますが、②は相手先の会社が、「おまえの会社の格付けなんか要らないよ」と言えば、費用はもらえない。

その場合は、「勝手格付け」と呼ばれ、費用が発生する場合を「依頼格付け」と呼ぶそうです。

これって、考えてみると何かおかしいですよね。

格付けする会社から費用をもらって、格付けする。というのは、どう考えても公平な感じがしません。

でもまぁ、それは「私企業」の話で、今回は国の格付けの話をします。

国の格付けは、正確に言うと国が発行する債権に対する「返済能力」を計るもので、当然ながら「勝手格付け」です。

国家が、私企業に「格付け依頼」なんかしないでしょうから。

で今回の話は、フランスが最高格付けでなくなった。というニュースです。

フランス格下げ、AAA格付け失う」  AAAというのは、最高格付けです。

格付けが高いと、国債の利回りが低いのが普通です。

国家はお金を借りる側なので、安くお金を借りたいはず。

ですから、フランスからすれば格付けを下げられるという事は、借金する時の利息が増えるという事です。

競馬で言えば、一番人気(評価の高い)の馬は配当が低い。当然ですよね。

つまり、人気(格付け)と配当(金利)は反比例するのが普通です。

では、ここ最近で国債金利の低い国はどこでしょうか。

少し古い(昨年の9月)図ですが、分かりやすかったので。

これはもう図にもあるように、圧倒的に「日本」です。

では日本の格付けはどうかと言えば、上から4番目のグループです。

競馬で言えば、人気が無いのに配当が低い(つまり、売れている)不思議な状態。

さて、「格付けが間違っている」、「金利が間違っている」、「私の理屈が間違っている」、一体どれでしょう。

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