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吹抜の科学

吹抜は視覚的には快適ですが、温度環境という面では、気をつけなければいけない事があります。

それは、「暖かい空気は、上に上がる」という、とてもシンプルな事実です。

これは、どんな事があっても止められません。

冷たい空気は、床面に溜まり、暖かい空気は、天井に集まる。というのは、自然の摂理なのです。

何も対応策を取らないと、吹抜の空間は、この摂理を、嫌と言うほど体感させてくれます。

今回その摂理への対応策は、以下の通り。

①コンクリートの蓄熱を利用した、温水式床暖房

②天井面の暖かい空気を、床下に送る換気システム。

③シーリングファン

一つずつ、説明していきます。

①床暖房

一階の床が「コンクリートにタイル貼り」。と決まった時から、床暖房は必須でした。

現在(引き渡し前ですが)、試験的に夜間電力のみで床暖房を稼働させていますが、その効果は絶大です。

(設定 温度43℃で、23時~6時過ぎまで稼働)

早朝は当然として、玄関を開けっ放し(工事の職人が出入りするため)の状況でも、一日中、あまり寒くありません。

これは、床のコンクリートに蓄熱しているせいだと思います。

冷たい空気が入ってきても、床面の温度は、なかなか下がろうとしないのです。

(注 床下がある場合は、②を最大限に生かせるので、床暖房までは必要無いと考えています)

②換気システム

じつは、2系統の換気システムがあります。

Ⅰ 熱交換する24時間換気システム

Ⅱ 天井面の空気を床下に送るシステム

どちらも、特徴としては、天井付近の空気を床下に送るという流れを作っています。

(和室、洗面・浴室・WCは、床下を設けている)

現在は工事中のため、暖かい空気が天井付近に集まる状況では無いので体感はできません。

特にⅡのシステムは、天井付近の温度を感知して、稼働するシステムです。

天井に溜まった、暖かい空気を床下に送る事で、室温の平均化に寄与してくれるはずです。

③シーリングファン

こちらも、可動させてはいませんが、室内に風の流れを創り出すのですから、メリットはあると思います。

でも一番の効用は、デザインだとは思います。

 

視覚と温度環境の両立。

はてさて、ホントの答えが出るのは、住みだしてからです。

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