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日射取得目的の窓とは?

ここ最近、日中は暖かいですね。

昨日の玄関先温度計は、18度まで上がりました。

(西向きなので、夕日が当たります)

2月24日15時データー

室内45%は、数値的に低めに見えますが、

22℃なら50%相当なので、適切な湿度条件です。

一方、屋外はものすごく低湿です。

絶対湿度は4.67g/kg  (室内の半分程度) 

これを22℃まで上昇させたら、相対湿度は28.55%です。

温度はともかく、湿度的には窓を開けて換気をしたくないですね。

 

さて、日射取得目的の窓は必要でしょうか?

経験上天気が良い日は、日射の熱で、室温が2~3℃は上がっていましたので、

窓からの採熱は非常に有用でした。

なので日射取得用の窓を確保する事は、省エネ的にも必要です。

今回は、「日射取得用の窓」の条件を考えてみます。

 

箇条書きにしてみますね。

①夏に遮光できる

②カーテンやブラインドを使わずに生活できる

・・・この2つだけでした。

①は庇で遮光できることを前提で考えます。

西日が好きな人はいないので外すとして、

朝日には寛容な人がいます。(ねつ造新聞社を除く)

ですが東の日も、西日同様、庇では遮れないため、窓は「南向き」一択となります。

②ですが、こちらはプライバシーと景観の問題です。

通行人やお隣から覗かれる窓は、カーテンを閉めがち。

また、見たくないもの(エアコン室外機の裏とか、明日だすゴミとか)が見えるのも困りものです。

で想像なんですが、掃き出し窓の多くは、この条件に引っかかります。

たいていの家は、レースのカーテンを閉じていませんか?

では、具体的にどんな窓が良いかというと、

吹き抜けやハイサイドなど、高い位置にある窓が向いています。

自分の目線より高い位置の窓は、外から覗かれる可能性が、ほぼありません。

(お向かいの2階から等は別ですけど)

逆にどこまで低い窓までOKかと言うと、

例えば、床から120センチから始まる窓(腰窓ですかね)

この窓は外から見ると、170センチオーバーの高さになります。

(一階の床は、地面や道路から見ると50センチ以上高いため)

なので、庭や前面道路の配置次第ですが、候補に挙がるでしょう。

少なくても、庭にある雑多なものは見なくてすみます。

さて、折角の南向きの窓。

できることであれば、全て日射取得用の窓にしたいです。

言い換えると、できるだけカーテンなどを使わずに済む位置に、庇を付けて窓を配す。

これが南窓設計(=日射取得窓)の基本です。

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