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「かしこい家」の性能のアーカイブ
2カ所で工事中!!
- 2013年6月18日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
現在、黒石建設さんと西建住宅さんでCACICOの外壁工事が行われています。
「同時に2つの現場」
という状況を昨年は考えられませんでした。
それは2つの意味で。
一番は仕事の依頼がなかった事(笑)ですが、
もしあったとしても、仕事ができる職人がいませんでした。
これは結構、致命的です。
CACICOの外壁を大きく分けると
防水・断熱材取付・下塗り・上塗り
4工程に分かれます。
後半の2つは左官工事として当たり前なので、職人さんはいるでしょう。
1番目の防水も「塗装による防水」を外壁下地にする仕様は特殊でも、
作業自体は塗装屋さんであれば手慣れたもの。
問題は2番目の断熱材取付です。
具体的には、
「断熱材をカットして、樹脂モルタルで壁に接着していく」
という作業。
これが類似の仕事がないため、やれる人がいない。
そんな訳で、昨年度は工事が重なると、
どちらかの仕事がSTOPしてしまうような状況でした。
ですが、工事の予定を施工者の都合で引き延ばせません。
CACICOの上半期の課題は、
(何時か来るであろう、ダブルブッキングに備えた)
職人の育成だったのです。
現在、同時施工が出来るのは、とても感慨深いです。
もっと素直には、「滑り込みセーフ」というところですが。
若い力
- 2013年6月11日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
CACICOの外壁を広めていきたい。
と考えた理由は、たくさんあります。
その理由の一つに「左官の復権」があります。
以前、家を造ると言えば、大工と左官の仕事でした。(木を山から切り出す人が入ったりもしますが)
ですが今では、家を一軒建てて、左官の出番がゼロ。
という時も珍しくありません。
室内はクロス、外壁はサイディング、玄関はタイル。
というのが至って普通。
左官の仕事は、あったとしても「勝手口のモルタル」や、「駐車スペースのコンクリート押さえ」。
これでは、仕事として「斜陽」と言って良いでしょう。
仕事は時代によって移り変わっていきますので、仕方がないことかもしれません。
ですが私の経験だけですが、家を建てたい人で「外壁の塗り壁が嫌い」という人はほとんどいません。
つまり需要はあるのです。
逆に、作り手の話をします。
「腕の良い左官さん」を探そうと建築業界内で声をかけるとします。
でも帰ってくるのは、「○○さんは上手だった」とか「もうやめてしまった」などという過去形の返事が多いのです。
左官業界も、仕事量の減少と共に職人さんが減っています。
特に、若い人が少ない。
それはそうだと思います。
仕事が先細りの中で、若い人を雇ったり、子供に後を継がせたい。等と思う人はいないでしょうから。
つまり、左官業界は「仕事の減少」と「職人の減少」が重なって、発生している。
という状況だと思うのです。
話長いですね。
すいません。
で、CACICOの外壁です。
湿式外断熱という分野は、「左官」がいないとお話にならないです。
断熱材を貼る、下塗りをする。仕上げ塗りをする。
その全てが、左官という技術を必要としています。(断熱材貼りは、微妙ですが)
ここ最近では、「不要」であった左官の技術。
その復権の鍵が、CACICOの外壁にあると思っています。
仕事があって、初めて人が集まってくる。
という訳で、若い左官屋さんが現場にいる。
というのが嬉しい、今日この頃です。
だって、塗り壁の家って、良いですもんね。
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アールの作り方
- 2013年6月6日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
すいません、少しの間更新をサボっていました。
以前お伝えしたとおり、現在、2現場で工事が進んでいます。
時間的には少し前になりますが、アールの外壁を作りました。
その工程をご紹介します。
CACICOの外壁は、どんな形にでも加工できます。
このような造作の場合、方法は2つあります。
①下地で形状を決定する。
②下地ではなく、断熱材で形状を決定する。
今回は、①の方法で作業をしています。
ここで言えることは、この形状を従来の方法で防水するのは「たいへん」と言うこと。
私が行うとすれば、ほぼブチルテープ貼りでしょうね。
つまり透湿は諦めて防水に特化します。
ですが、CACICOの外壁は塗り防水なので、ご覧のように綺麗に透湿と防水が完成します。
で、断熱材を貼り付けるのですが、これはちょっとしたコツが。
断面をお目にかけると
断熱材の内側に刻みを入れてR加工を行っています。
で、完成姿はこのように
すっきり仕上がっています。
断熱材は樹脂モルタルでの接着。
つまり軽量な材料を(釘やビスの様な手法ではなく)全面で貼り付けているので、耐久性も高いです。
最後の突っ込み所は、「接着の耐久性」でしょうか。
ですが、この点に関しては「無問題」と言って良いでしょう。
断熱材と樹脂モルタルの接着強度は、ホント恐ろしいぐらい強固です。
基礎外断熱の施工は「型枠に取りつけた断熱材にコンクリートを流し込む」という方法なのですが、
この作業後、断熱材を剥がすのは「不可能」だからです。(削り落とすことは出来るでしょうけど)
話が逸れてしまいましたね。
「塗り防水+接着固定」は、ホント現段階において最善の手法だと思います。
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0.78のディテール
- 2013年5月28日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
先日紹介した、高性能樹脂サッシ。
その断面図だけの写真。
DMにも書いていましたが、ポイントは障子にあります。
障子とはガラスを囲んだ枠のこと。
この枠が太いと、どうしても「すっきり」とした収まりになりません。
特に窓サイズが小さくなると、枠や障子ばかりが目立ってしまうということも起こります。
そこで、こちらのサッシは障子を特殊な形状にしているのです。
具体的にいうと、障子の外側を無くしています。
外側からは障子レスのデザインになっているのです。
車でいえば、昔流行した「ピラーレス」というやつですね。
車の世界では、対衝突という意味合いで、一部のオープンカーだけにしか残らなかったのがピラーレス。
ですがサッシの世界では、見た目以上のプラスがありました。
それは窓の性能が上がったということ。
何故、窓の性能が上がったのか?
その答えは、とてもシンプル。
枠の性能よりガラスの性能が高かったから
なのです。
すっきり見えて、性能アップ。
このドイツ製サッシは、ただ者ではないですね。
日本製サッシの現状
- 2013年5月21日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
業者向けの情報誌があります。
メジャーな所では、「日経ホームビルダー」、「新建ハウジング」なんかがそうです。
どちらも書店では販売しておらず、通販のみの形式です。
日経ホームビルダーの最新刊で、日本製サッシの特集が組まれていたので、そこから少し。
窓枠の材質別構成比から。
日本のサッシには、
アルミ、アルミと樹脂の複合、樹脂、木、というのがあります。
四国地域を含むⅣ地域という縛りで見ると、
一番多いのはアルミサッシでした。
なんと71%
まぁ、住宅だけではなく、店舗やビルも含めた話だと思いますが、それでもビックリ。
ちなみに
Ⅰ地域は1%
Ⅱ地域は3,3%
Ⅲ地域は32.6%
しかアルミ(単独)サッシは使われていません。
一番身近(?)なⅢ地域(地図では黄色)は、約半分が樹脂とアルミの複合サッシ。
ですが、四国を含むⅣ地域では複合サッシの割合が23.4%まで激減します。
私としては、四国でも樹脂サッシを薦めたいのですが、その比率たるや2.4%
ちょっと寂しい限りです。
「四国には、それほど高性能なサッシは不要」
という言い方もできますが、私は逆の表現をしたいです。
Ⅰ地域、つまり北海道での住宅価格は、私の知識では日本最安レベルです。
ですが、樹脂サッシの導入率は30%を越えています。
何が言いたいかというと、
樹脂サッシは「それほど高価ではない」という事。
北海道では石油が産出されるので、樹脂サッシが安い。
なら理解できますが、そんな訳ありません。
住宅価格がリーズナブルな北海道で、樹脂サッシが導入できるのであれば、
日本国中で樹脂サッシが、それほどの追加が無く導入できる筈なのです。
なのに何故、現状が違うのか?
コストではない別の理由があるのでしょう。
自由度の高い防水
- 2013年5月19日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
入隅(いりずみ)、出隅(ですみ)という建築用語があります。
言葉で説明するのは、思った以上に難しいため、リクシルさんからイラストを拝借してきました。
分かりやすいですね。
ビジュアルは大切です。
さて、外壁の防水で問題となるのは、「入隅」です。
ちょっと言葉が足りませんね。
サッシとの組み合わせで、入隅の防水が難しい事があります。
原因は日本のサッシ取付仕様でもある「半外」という方法が大きく関与します。
先ほどのイラストのように「隅」から大きく離れていれば、何の問題もありません。
ですが、間取りによっては、「隅」ぎりぎりまで窓を近づけたい場合が出てきます。
なので
①入隅部分
②ぎりぎりまで窓を近づけたい。
③半外サッシ
この3つが重なった場合、防水の施工が難しくなります。
具体的にはこんな所。
西建住宅さんの現場です。
上から覗いてみます。
壁との距離は、狭いところで6㎝。
ここに、透湿防水シートとブチルテープの組み合わせで防水するのは、結構たいへんに思います。
でも塗りの防水であれば無問題。
塗装による防水の場合
広い面はローラー。
狭い面は刷毛。
での施工となります。
なので狭くても、刷毛さえ入れば普通に施工ができます。
「プランの自由度は、施工方法で限定される」
物作りですから、ある意味当然なのですが、
CACICOの外壁は、その自由度の巾が広く取れるのです。
0.78という数値
- 2013年5月17日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
数字だけでは、何のこっちゃ?ですが、
これはサッシの断熱性能を表す値です。
まだ原稿状態のダイレクトメールをアップします。
この値が少なければ少ないほど、性能が良いのです。
で、この0.78がどれだけすごいことか説明します。
一般的に販売されている断熱サッシがあります。
最高等級は、☆が四つついているのですが、これは2.4以下(だったと思います)。
ちなみに同じグレードのサッシでも、窓によって星が4つだったり3つだったりすることがあります。
これは、性能表示がガラスと窓部材の複合だから。
小さい窓や装飾窓と呼ばれる種類では、窓全体の面積におけるガラスの面積が少なくなり、結果全体の性能が落ちるのです。
話がずれましたね。
さて、CACISU中央公園で導入したクレトイシの樹脂トリプルは、1.3~1.4
YKKの真空トリプルが1.09~
という状況なので、この0.78のすごさが分かって頂けたかと思います。
で、こんな物が手に入るとなったら・・・
やっぱ使ってみたいですよね。
メーカーの状況としてはチラシの原稿作成状態で、日本語ベースの資料は一切無し。
いやぁ、興味津々です。
デザインされた庇
- 2013年5月16日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
西建住宅さんの現場から。
玄関先に、壁の一部が跳ね出したような庇。
これ、金属とかガラスなんかの異素材で作るのであれば容易です。
ですが、壁と同素材で造るとなると結構困ります。
下地はこんな感じ。
これに屋根をかけるのであれば簡単なのですが、そのデザインは不可。
という場合、役に立つのがCACICOのシステムです。
具体的に言うと、塗り防水が威力を発揮します。
まず、合板の継ぎ目が開かないようにパテとメッシュシートでぐるぐる巻きにします。
ここまで全面塗る必要は有りませんが、勢い余って総パテ状態に・・・
で、ご覧の通りローラーで防水塗料を塗りつけます。
防水は二度塗りが原則ですが、これは一回目が終了したところ。
この外側に断熱材&仕上げで、イメージ通りの庇が完成します。
幸せは列車に乗って
- 2013年5月13日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
列車じゃなくて、貨物ですね。
何が届いたかというと
断熱材の塊です。
西建住宅さんの現場なのですが、計算しているとタマタマ、貨物のコンテナ一車分だったのです。
話変わりますが、陸路で大量のものを運ぶ場合、もっともエコなのは列車です。
でも、当然ながら線路が有るところにしか送ることができません。
なので自然と、トラック~JR貨物~トラックという組み合わせです。
いやぁ、ホントぎっしり積まれています。
下ろしたところはこちら
左官屋さんのご自宅の庭に置かしてもらいました。
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続・アイロンは俺にまかせろ
- 2013年5月10日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
以前「アイロンは俺にまかせろ」をエントリーしましたが、
またまた、アイロンがけの作業です。
今回が今までと違うのは、同時に2邸の工事が行われれること。
建築(に限らないかも知れませんが)では、何故か仕事が重なります。
よく「仕事の平準化」という言葉を聞きますが、
できたら苦労はありません。
昨年から「何となく増えていきそうな感じ」があったので、
CACICOでは施工スタッフの増員を画策していました。
この増員というのは「CACICOの外壁」を施工できるグループの構築です。
何せ特殊な工法なので、「施工を知っている人がいません」
マイナーな仕事は、一般的に喜ばれません。
それは、その工事方法を覚えても「次に繋がらない」事が多いからです。
でも人に恵まれているのか、何社か手を上げてくれる人が出てきました。
CACICOの外壁を増やすためには、「造り手の育成」も課題なのです。
「まずは物件」と考えていた昨年とは、違うステップに入ったなぁ。
などとアイロンをかけながら考えたのでした。
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