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映画から見た国際化

世界で一番人気があるのは、ハリウッド映画と言って良いと思います。

どれぐらいかと言えば、どこの国に行ってもまぁ、シェアの半分は超えている状況。

で、この流れに逆らっている国が数カ国あります。

そのトップは、映画大国インドです。

興行収入からみた2010年度のデーターでいくと、

インドの自国映画率は、89%とダントツ。

他には、中国、インドネシア、トルコという国々が50%オーバーです。

ではヨーロッパ各国はどうかというと、データー元が変わってジェトロ(日本貿易振興機構)の資料を見ます。

スクリーンクォーター制という外国映画の上映規制を行っているフランスが40%程度

後の国は、ど~んと低く

ドイツ20%、イギリス、イタリアが30%しか自国映画がありません。

では、日本はどうかというと、2012年のシェアは65.7%と自国映画が活況。

アジアよりヨーロッパの方がハリウッド映画のシェアが高い。

一言で言うと、そういう結果なのです。

そこで理由を考えてみたのですが、「人種や言葉」が大きな役割を果たしているのではないかと思います。

ヨーロッパの人から見ると、登場人物にしろ、発音にしろ、アジアの人達が感じる程の違和感はないはず。

白人中心&アルファベット的な言語の国では、

「ハリウッド映画の受け入れが非常にスムーズだったのでは」

でも結果として、自国の映画シェアが激減→映画産業がなくなる。という道を駆け足で歩んでいます。

映画発祥国であるフランスが、国策として「外国映画の規制」をしても先ほどの数字。

(1902年の「月世界旅行」というサイレント映画が世界初)

で、もう一つの要件は「人口」です。

先ほど出てきたアジアの国々はインド、中国はいうまでもなく、

インドネシア2億2000万人、トルコ7800万人と人口の多い国ばかり。

ヨーロッパで一番人口が多いのがドイツで8000万人。フランス、イギリス、イタリアが6000万人近辺。

一定以上の人口と、独自の言語。

これが自国映画が生き残る道なんですね。

もう少し言うと、小説も、歌も、マンガも全て同じです。

いくら独自の言語を持っていても人口(つまりお客さん)が少ないと、産業になりません。

日本は1億人オーバーの、ほぼ単一言語国家なので、文化が産業として生き残っている。

と言う訳です。

でも、グローバリズムという点で見ると、「ダメ」なんでしょうね。

以前、「軽自動車は日本の非関税障壁」、というブログをエントリーしましたが、

その理屈でいけば、日本人が英語ヒアリングができないのは非関税障壁だ。

とアメリカが言っても驚かないです。

グローバル化が進んで、自国の映画が見られなくなっているのが、世界の状況です。

日本も表を見る限り、シェアが急落した時期もあり、安泰という訳ではありません。

「日本語」でしか伝わらないことが「日本人」の私には大量にあります。

ですので、日本語で生まれた邦画が存在し続けるのはありがたいです。

それって、国際化に抵抗している悪い人ですかね。

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