CACICOブログ HOME > 「かしこい家」の性能 > 結露と快適と新商品

結露と快適と新商品

マンションの中部屋に暮らしているので、温熱環境的には悪くない。

でも、サッシがシングルガラスなので、結露からは逃れられません。

カーテンやブラインドをしているので、てきめんです。

それだけ断熱できている証左でもあるのですが、

布では断熱はできても気密はできません。

温度差がある分、結露が多く発生します。

これ、押し入れの中を視覚化したと思って見て欲しいです。

窓=押し入れの壁

カーテン=布団や襖

という訳。

壁は窓より断熱性能が高いので、それほど簡単に結露しませんが、

きっちりと気密構造になってない建物の場合、温度差で結露が発生します。

これは木造だろうが、鉄骨だろうが、RCだろうが同じ事。

窓の場合は、窓枠や床が濡れるという心配で済みますが、

壁の場合はクロスがカビたり、構造材の内部が腐ったりと大事です。

でも、今回はその話では無く、室内環境のお話をします。

結露が簡単に起きてしまう空間の問題点は、冬場の室内を加湿しずらいことです。

加湿器を使っても片っ端から結露してしまう・・・

エアコンで暖房する場合は、暖房の過程で除湿が進むため、特に乾燥します。

じゃあ、気密断熱をした建物ならなんの問題も無いのか?

と言ったら、そうでもありません。

それくらい湿度コントロールというのは、未知の分野なのです。

そこで興味がある新商品、ダイキンの「デシカ ホームエア」という換気システム。

前振り長すぎてごめんなさい。

24時間換気装置は建築物で義務化されていますが、

湿気のコントロールが出来るモノはありません。

全熱交換式というものが、ちょっとだけ該当しますが、

ダイキンのデシカは、それをもっとアクティブにしたもの。

難しい仕組みは、良く理解していませんが、

年間を通じて、40~60%に湿度をコントロールしよう。

というなかなかに強気な換気装置です。

世界的にも、ダイキンさんだけだと思います。

業務用では5年間の実績がありますが、民生用はありませんでした。

このデシカ ホームエアは名前の通り、12月に民生用として発売された新商品です。

性能は業務用も民生用も同じ。という事なので、

メンテナンスを簡単にしたのがポイントのよう。

温度と湿度。このふたつが快適の肝なので、ものすごく興味のある商品です。

でCACICOとしては、RCビルの断熱改修工事への導入を画策しているのです。

来週には、ダイキンさんと打ち合わせの予定です。

コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.cacico.co.jp/blog/wp-trackback.php?p=4923
トラックバックの送信元リスト
結露と快適と新商品 - CACICOブログ より

ホーム > 「かしこい家」の性能 > 結露と快適と新商品

検索
Feeds
Meta

ページの上部に戻る