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CACICOの毎日のアーカイブ
健康は断熱からの補足
- 2012年9月5日 4:53 PM
- CACICOの毎日
以前、健康は断熱から、というブログをあげました。
その裏付けデーター(?)が合ったので転記します。
平成21年11月~22年1月にかけて、約2万人のデーターを取ったとのこと。
このグラフを見れば、改善項目は、全ての項目に及んでいます。
ちなみに、3.4.5という等級は、
等級3 新省エネ基準
等級4 次世代省エネ基準
等級5 次世代省エネ基準+α
なんか、かっこいい台詞ですが、
新省エネ基準とは平成4年。次世代省エネ基準も平成11年に制定されたもの。
次世代!!なんて謳うと、かっこよさそうですが、多分1999年に決められたからでしょう。
しかし13年前に決定された基準を、現状において「次世代」と呼ぶのは勘違いの元です。
1999年基準と呼ぶべき。
次世代省エネ基準とは、メガソーラーと同じで、「ものすごく頼りがいがありそう」なネーミングですが、
中身はたいしたことありません。
その当時でも、世界レベルでは緩い基準で有名でした。
話をグラフに戻します。
そんな緩い基準でも、何もしないよりは、健康に対して「有意」という結果が出ているのです。
しかも他国のデーターを加味すれば、断熱性能を上げるとまだまだ改善率は上がります。
以前も書きましたが、目標は次世代省エネ基準の東北(Ⅱ地域)基準。
この辺りが、Ⅳ地域である香川県民の、健康住宅だと思います。
You didn’t build that(それはあなたが作ったのではない)
- 2012年9月3日 5:20 PM
- CACICOの毎日
Yes We Can!はオバマ大統領の発言として有名ですが、
今回は失言で有名になるかもという話です。
アメリカは4年に1回大統領選挙をするけど、いまはその真っ最中。
そこで、オバマ大統領が上記の発言をした。
道路や橋等から始まる、教育やインターネットなどのいわば社会資本が大切だ。
と言いたかったらしい。
日本人としてはあまり問題発言とは思わない。
子供の頭をしばきあげて、「誰のおかげで一人前になったと思ってるンや」。
という「皆様(社会)のおかげ」メンタリティはアメリカでは少数派らしい。
自分の成功は、自分だけの手柄。
さすがアメリカンドリームというか、勝ったものが全てを手に入れるのを基本「是」としているお国柄。
You didn't build that (それはあなたが作ったのではない)
への返答は
We built it (我々がそれを作った)
「ビジネスを作ったのは政府ではない、私がつくったのだ」という感じ。
政府とは「規制」を設けて、個人の利益追求の邪魔をする、いわば「必要悪」の位置づけ。
だから 「We built it」派は、規制緩和(政府は黙れ)と法人税減税(政府にやる金はない)が基本政策。
俺のビジネスの邪魔をするなと言う訳。
「皆様のおかげ」派と「俺の手柄」派の争い。とまとめたいところだけど、
私から見たら、日本人とアメリカ人のメンタリティの差を強烈に感じるニュースでした。
道州制における他山の石
- 2012年8月30日 12:37 PM
- CACICOの毎日
日本でも「地方自治の拡大→道州制」という流れがあります。
でも、地方自治権の拡大は個人的には不要だと思います。
地方の自治権を拡大する事は、イコール責任も大きくなります。
で、地方自治体にはある権利が無いため、大きな問題が起こりやすいです。
以前ユーロの話で、スペインが危機に陥っている。
という話をしましたが、その内情に道州制の問題が隠れています。
スペインの事例
住宅バブル崩壊の後、失業率が25%近くまで上昇し、税収が激減している。
道州制を取り、地方の独立性が強いスペインですが、多くの州が財政破綻の危機に瀕しています。
地方自治体がお金を取得する方法は大きく2つです。
①税収
②債券を発行
税収はすなおに景気に左右されます。ですから、景気後退の時期には収入が減りますので、
自ずと②の債券発行という手段に頼らざるを得ません。
ですが、この債券を買うのは投資家(銀行、保険会社や個人)です。
税収が激減して、赤字で苦しんでいるような地方債をほいほいと買ってくれる人はいません。
だから、高い利息を約束するしかないのですが、物には限度があります。
国レベルだと7%を超えるとほぼ財政破綻と言われていますが、地方自治体はもっと脆弱な気がします。
さて、いままでは地方自治体の話でした。
国であればどうでしょうか。
国は、地方自治体で持てないある権利があります。それは通貨発行権です。
先ほどの
①税収
②債券発行
に追加して
③通貨発行
という手段が国にはあるのです。
通貨を大量に刷ればインフレになるのでは?
という不安は分かりますが、
財政破綻とどちらが良いですか?という選択だとしたらどうでしょうか。
最悪、通貨の価値が下がってしまったとしても、日本で言えば「円安」という事で、輸出がしやすくなります。
さて、道州制の話に戻ります。
国や地方自治体の目的は、基本お金を稼ぐためではありません。
道路整備や上下水道、ゴミの収集、河川、防波堤のメンテ等々、「利益は無く、費用がかかる」事ばっかりです。
でも、そんな公共投資があって初めて快適な生活が約束される訳です。
景気後退の時期に、国や地方自治体のサービスが悪くなるのは、ある意味避けられない事です。
で、それに拍車がかかるのが、「地方の独立採算」性が強い「道州制」。
今スペインで起こっている現実を見ると、そう思わざるをえません。
もっとも、スペインは地方自治体だけでは無く、国にも通貨発行権がありません。
ユーロという通貨は、各国が勝手に発行できず、欧州中央銀行(ECB)のみです。
つまり通貨という意味合いから考えると、スペインという国も、ヨーロッパの地方自治体でしかありません。
世界の99%を貧困にする経済
- 2012年8月24日 4:30 PM
- CACICOの毎日
最近の面白かった一冊がこの本です。
内容はタイトル通り、上位1%(もしくは0.1%)が、全ての富を独占する経済があるよ。という話です。
英語タイトルは「THE PRICE INEQUALITY」直訳すると不平等の対価。
以前、ウオール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)というデモが起きましたが、
そのスローガンが「We are the 99%」でした。
これは、本書ジョセフ・E・スティグリッツの著作から来ているので、
今回の邦題は、本家に帰った来たんだなぁという感じ。
さて当然ながら、アメリカの話です。
話は上位1%の人たちが、自身の利益に都合が良いように、
いかに法律や政策を変えて来たかというアメリカの歴史です。
例えば、158P
ロビイストの数は、医療産業で3100人以上(国会議員一人当たり約6人)、
エネルギー天然資源産業では2100人を数える。
というくだりがあります。
ロビイストというのは、政府の政策に特定の影響を与えるための活動をする人たちです。
いわゆるロビー活動というやつ。アメリカでは登録制で、職業として存在する。
一説には、あらゆるジャンルで3万人のロビイストがいるらしい。
それだけのコストを払っても、企業的には利益が上がる。という訳です。
話を本著に戻すと、医療産業だったら、全ての国会議員に対して
平均6人がよってたかって1人の政治家にロビー活動を行う。
得をする企業と得をしない企業に分かれる事はあっても
医療産業全体が不利になる法律や政策が通る可能性はとても低い。
二大政党制のどちらが勝利しても、企業は得をする。
というシステムが完成しているという話です。
しかも、企業全体が潤うのならまだましだが、
経営者とそれ以外にキレイに分断しているアメリカでは
CEOとその取り巻きの独り占めらしい。
でなかったら、年収数十億円なんて人が普通にいる訳無いですよね。
結果として富が上位1%もしくは、0.1%に集中している。
というアメリカの現実を懇切丁寧に説明してくれています。
日本の格差社会と比べると、だいぶスケールが違います。
お盆明け
- 2012年8月16日 9:45 PM
- CACICOの毎日
8月に入って、ぴたりとブログをあげていませんでした。
取り立てて理由はないのですが、何か休み癖がついた感じで。
で、今日は軽い話題で。
このお盆はいっぱい映画を見ました。
映画館で3本、ビデオで4本です。
内容は
「おおかみこどもの雨と雪」
「プロメテウス」
「劇場版東京スカイツリー 世界一のひみつ」
「はやぶさ/HAYABUSA」 (東宝)
「おかえり、はやぶさ」 (松竹)
「はやぶさ 遙かなる帰還」 (東映)
「TIME/タイム」
まずは「はやぶさ」関連です。
はやぶさ好きですので、いつかは見ようと思っていたのですが、
一番良いのは、東宝のはやぶさでした。
で、順位をつけると
東宝>松竹>東映 という順でしょうか。
「おおかみこどもの雨と雪」は前作「サマーウォーズ」が非常に良かったので期待の一本。
期待が大きかった分、いろいろと言いたいこともありますが、オリジナリティに溢れた良作でした。
「プロメテウス」は、「エイリアン」のリドリー・スコット監督の最新作。ほぼ腐れ縁的に見に行きました。
エイリアンが1979年の作品なので、30年以上も前から・・・
で、話も、「まったく一緒やんか!!」という感じ。「人類の起源が・・・」などというサブタイトルありますが、
まぁ、バケモノ映画。人間、することは変わらないです。
「東京スカイツリー」は映画館で予告編を見ているうちに、なぜか見たくなり・・・
NHKの特番的な感じですが、なにせやっていることがすごいので、
上映時間60分,当日1000円(子どもは500円)の価値はありました。
さて、最後に残った「TIME」
DVDを借りるときに、ゲオの店員さんが、「この本数ならば、もう一本借りても金額変わらないですよ」
と教えてくれたので、急遽追加した一本。
「全ての人間の成長が25才でストップする近未来、世界を支配しているのは"時間"だった」
というコピーから分かるとおりに、SFサスペンス映画です。
で、これがなかなかの拾いもの。
2時間弱、しっかり楽しめました。
シネコンが流行る前は、特別の人気作品でも無い限り、映画館は二本立ての公開が数多くありました。
おまけで付いてたので見たら面白かった。
そんな感じを思い出しました。
って、誉めてないですかね。
講演会の続き
- 2012年8月4日 11:02 AM
- CACICOの毎日
岩前教授の講演が面白かったので、もう一ネタ。
今流行の「スマートハウス」は一刀両断でした。
スマートハウスの定義はいろいろあるでしょうが。
省エネ、創エネ、畜エネの3つを謳っている会社が多いです。
各、下記の感じでしょうか。
省エネ 照明、温熱機器、家電の最適制御。
創エネ 太陽光発電
畜エネ 家庭用蓄電池や太陽光→電気自動車に充電
全て、電化製品というか機械の塊。
高い費用をかけても、陳腐化は早いし、
システムは必ず更新の時期が来る。
20年後にかかる更新費用を考えたら、人様にお勧めできるものではない、という立場。
もっとも、機械仕掛けを否定していると言うよりは、
基本になる住宅の高断熱化が先。
性能の低い家に、高性能な設備機器という組み合わせは、
投資の順番が逆でしょう。という意味。
私も同意見です。
健康は断熱から
- 2012年8月3日 3:54 PM
- CACICOの毎日
建物の断熱性能は、「健康」のためにある。
というタイトルの講演があった。
講師は、近畿大学の岩前教授
1900年初等、亡くなる人は真夏と真冬に多かったらしい。
それが時代と共に、夏の死亡は減少していくのだが、
冬の死亡数のみが高止まりしている。
夏の死亡と言えば「熱中症」などを思い浮かべてしまったが、さにあらず、
食中毒が主因とのこと。
確かに、日本で冷蔵庫が発売されたのは1930年代以降。
田舎はともかく、都会(人口密集地域)での食品の衛生状態は、
現在とは比べものにならない気がする。
つまり冷蔵庫という技術が、夏場特有の死亡を激減させたらしい。
教授は冬場特有の死亡を減らすことも、現在の技術で可能だという。
それが住宅の断熱。
先進国の統計で、冬季の死亡者が少ないのは、実は寒い地域が多い。
ヨーロッパではイタリア、フランス等の南欧の国よりも、
ノルウェー、フィンランド等の北欧の国の方が、冬季の死亡割合が少ない。
これは寒冷地域の方が、寒さに対抗する「断熱」化が進んでいるため、
住宅内の快適度が違うためだとしている。
いわゆるヒートショックが無いという話です。
実際、死亡に直結しなくても、「アレルギー、呼吸器疾患、皮膚疾患、整形疾患・・・」
いろいろな病気においても「高断熱」の住宅に住んでいる人の方が、病状が回復する傾向にあるとのこと。
おもしろいのは、省エネの観点だけでいくと、次世代省エネ基準Ⅲ~Ⅳをクリアした後は、
性能を上げても、大幅な削減には繋がらない。
ゼロエネルギー住宅が、比較的簡単にできる理由でもあります。
だけど健康を考えると、次世代省エネ基準のⅡ(Q値で1.9)をクリアする事に意味がある。
Ⅲ~Ⅳの人よりも、もっと多くの人が病状の改善に繋がったというデーターがある。
特になるほどと思ったのは、「快適という指標は意味が無い」という指摘。
快適は、感覚の問題なので個人差が大きい。
寒くても気にならない人にとっては、どんな家でも快適だと言う訳(程度問題)ですが
その点、健康というキーワードは数値化できる。
病気の罹患率、冬季の死亡率など、健康にまつわる指標で、
高断熱の家の方が、良い結果を出している。
結論、高断熱の家だと健康になれる。
さっさと不況を終わらせろ
- 2012年7月31日 11:55 PM
- CACICOの毎日
「さっさと不況を終わらせろ」というのは、ノーベル経済学賞受賞者ポール・クルーグマンの最新作です。
早川書房で、訳者が山形浩生。
個人的に、翻訳文章は苦手です。
ですが、上手な翻訳者だと、逆に良い文章になる事もあります。
ちょっと古いですが、スティーブン・キングなんかはその良い例です。
キングは、ペーパーバック(安価な紙に印刷された娯楽小説)のホラー作家。
ですが、日本では深町真理子さんや白石郎さんなど良い訳者と出版社に恵まれて
ある意味格調高い翻訳であったりします。
原文が読める人曰く、文章が大分違うらしい。
で、上記の山形浩生さんは、「この人の翻訳なら読みたい」というファンがいるほどの人らしい。
早速読んでみましたが、確かに翻訳文体ではない。
こなれた「べらんめぇ調」です。
経済ネタなので、ちょっと難しいところもありますが、するすると読ませるのは流石です。
後書きには「原作はもっと突っ走った表現もあったけど、抑えぎみにしました」的なコメントが。
原書を読むのがベストなのかも知れませんが、日本の翻訳文化も素敵だと思った一冊でした。
内容に全く触れていませんね・・・
ものすごく簡単に言うと
不況の時に、増税や緊縮財政をするな。
政府は財政赤字を気にせず、雇用を作り出せ。
というものです。
当然ながら、現代の経済学の流行とは、逆の方向性だと思います。
何せギリシャ危機で、ギリシャは緊縮財政を求められている訳ですから。
タコお好み焼き
- 2012年7月30日 11:55 PM
- CACICOの毎日
家族ネタで申し訳ないですが、娘がたこ焼き好きです。
どの程度好きかというと、タコを取り出して、後でまとめて食べる。程好きです。
で、家でたこ焼きを作るのは面倒。というか、道具も無い。
なので、タコ入りのお好み焼きを作りました。
知り合いから、「オクラ入りお好み焼きがおいしい」という情報をもらっていたので、
併せてチャレンジ。
結果、明日の朝食も「タコお好み焼き」が良い。
という感想をもらいました。良いことなのか、悪いことなのか。
格付けを考える 住宅編
- 2012年7月29日 11:55 PM
- CACICOの毎日
以前、国の格付けってなんか変?というブログを書きました。
で、今回は住宅ネタで格付けを考えます。
もう、大分前な感じですが「サブプライムローン問題」。ってありました。覚えていますか?
これ、「サブプライムローン」が悪いのではありません。
アメリカでは、
プライムローン プライムとは、優良という意味。別名A型ローンとも言う。
オルトAローン オルタナティブの省略でオルト。Aはプライムローン。つまりプライムに準じたローンという意味。
サブプライムローン サブは「下位」という意味。つまり優良顧客では無い人向けのローン。
という風に、借り主の信用度によって、ローンのシステム(金利)が変わります。
サブプライムローンとは、顧客の信頼度が低いので、金利を高く設定したローンです。
当然、焦げ付く(ローン破産)リスクは高いですが、言ってみれば、それだけの話です。
銀行が、自身の経営判断で「貸すか貸さないか」を決めれば良いだけなので、
「破産」の確率が高い事は、織り込み済みなのです。
問題なのはサブプライムローンという「証券」を、
銀行が自分で管理せずに、他社に売り払った事が問題でした。
しかもその証券は、そのままだと高リスク。つまり価値の低い商品なので、高値が付かない。
そこで、いろんな証券とまぜこぜにして、価値を高く見せて売り払ったのです。
これに荷担したのが、「格付会社」というわけです。
もう一度まとめると、
①銀行が自身の責任で、サブプライムローンを組む事は、問題ではなかった。
→なぜなら、回収できるかどうかと、金利をバランスさせれば良いだけなので・・・
②銀行は、「リスクの高いローン」という債券を売り払う手法を見つけた。 「証券化商品」
それが、モラルハザードの始まり。
自身が最後まで管理するのであれば、あまりにリスクが高いローンは組むはずがない。
ただし、その権利を他者に高値で売り払えるのであれば、その限りでは無い。
銀行はローンを売り払うのが前提で、回収の見込みの無いローンを大量に創り出した。
リスクの低いローン債権は、リスクの少ない債券と混ぜ合わす事によって、
「格付会社」から、高い格付けをもらえた。
難しい事はさっぱり分からないが、これを「金融工学」というらしい。
そのリスクの高いローンが紛れ込んだ「金融商品」が、
世界中の投資家に、高い格付けの商品として大量に売買された。
そんな話です。
で、格付けに戻ります。
さっきの「証券化商品」の価格を決めるのが、格付けです。
いろんな債券が混じっているので、買う方は値段が解らない。
(そんなものを売るな!!という気もしますが)
抱き合わせ商法の念の入ったやつ。というのがイメージでしょうか。
条件が良かろうが悪かろうが、一対一の話であれば(当事者が納得すれば)何の問題も無いはず。
住宅ローンという観点で観れば、格付会社は、不良債権を大量に作り出す共犯者だと言えるでしょう。
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