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日本の漢字文化

以前、「ふかんじょうせつ」の話で、日本の漢字は良いですね。

と言う話をしました。

漢字は現在中国が存在する地域が起源ですが、日本で独自の発展をしています。

回りくどい表現ですが、中華人民共和国という国は建国してから80年程度なのです。

で、日本に置いて漢字はどんな発展をしているか?と言う話をしてみます。

 

音読みと訓読み

「国破山河在」って何て読みますかね。

音読みしたら、「コクハサンガザイ」です。

字面を追えば何となく意味は分かりますが、あくまでも何となく。

ですが日本人は「国破れて山河在り」と訓読みする事によって、

漢文を日本語(やまとことば)に翻訳しているんですね。

このことによって、日本人なら確実に意味が分かるのです。

 

次は和製漢語。

江戸時代後期から明治にかけて、西洋の文化が大量に流れ込みました。

これを、ほとんど全てと言って良い勢いで日本語に翻訳してます。

蛋白質、酸素、原子、分子、電話、野球、等という個別の名称から、

思想、資本、階級、共産主義、哲学、文化、唯物論、倫理、人権など、思考の元になる概念(これもそうです)を

片っ端から翻訳、と言うか造語したんですね。

例えば、中華人民共和国ですが、日本がRepablicを共和国と翻訳したから存在する名称ですし、

不感蒸泄も和製漢語。

それで日本人は母国語で高等教育を受ける事が出来るのです。

しかも高等知識が、何となく分かってしまうというおまけ付き。

例えば葉緑素という単語があります。

英語ならばchlorophyllなのですが、

実はこれchloroがgreen(緑)、phyllがleaf(葉)を指すギリシャ語由来の言葉。

なので英語圏の話ですが、

理科の授業を受けた人は単語として覚えているでしょうが、

知識の無い人が連想できる単語では無いらしい。

例)

裸子植物  gymnosperm   胚珠が剥き出しの植物

被子植物  angiosperm    胚珠が覆われている植物

変温性   poikilothermo     外部の温度により、体温が変化する

恒温性   homeothermo   外部の温度に関係なく、体温を維持する

漢字だと何となく意味が推測できますよね。

でも英語で推測するのは困難。

(英語ネイティブでも、古ギリシャ語やラテン語という教養が無いとダメという意味)

専門的または知的語彙には、元がラテン語だったりギリシャ語だったりする場合が多々あり、

その場合は、つづりから意味を連想することが出来ないのです。

不感蒸泄を英語て書くとinsensible perspiration

日本人全員が頑張って英語を身につけるのと、きっちりとした日本語翻訳。

どちらが日本人全体にとって大切な事かは、言うもでもありません。

江戸末期から明治の先人には感謝です。

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