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コンクリートは仕上げ材か?

住宅において、基礎は結構特殊な位置付けです。

なぜなら、「構造材かつ仕上げ材」の両方を担っているからです。

「基礎=構造材」

これは、誰がどう考えてもその通りです。

鉄骨造でも、木造でも、基礎だけは鉄筋コンクリートなのですから・・・

では、仕上げ材としては優秀でしょうか?

そんなことを言うと、「直島」辺りから、思いっきり批難されそうですが、

実は、あまり良いものだとは考えていません。

もちろん独自の素材感はあるので、個性的ではありますが

外部仕上げにするのは無駄。

というのが素直な意見です。

ダムだとか、瀬戸大橋の基礎部分だとか、置き換えが効かないものであればともかく、

デザインとして外装材に使うのは、お勧めできません。

それは、建物の寿命を縮めてしまうからなのです。

外断熱工法ハンドブック2003年からの転載ですが、

コンクリート構造物の寿命を外断熱の有る無し、つまりコンクリートを仕上げにするかどうかで較べています。

この図によると、

外気に直接さらされた場合の劣化開始は65年後。

外気から守られた場合の劣化開始は180年後。

と推察されています。

何と、3倍近くの差が・・・

ここまで寿命が変わるって事は、外部仕上げに向いてない。

って事ですよね。

構造材を外部環境で苛めて、何がうれしいんだか。

などと、へそ曲がりな感想を持ってしまうのでした。

あっ、もちろん内部仕上げ材であれば別ですよ。

CACISU中央公園では、室内をコンクリート剥き出しにしていますが、

それはそれで、廃墟っぽい味わいがあって良いものです。

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