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通気層があると言う事

前回、通気層の有る無しで、防水のレベルが変わってしまう。

というエントリーをしました。

だからと言って、「通気層工法がベスト」という結論にはならないというのが今回のネタ。

少し昔の話をします。

通気層工法の歴史は、多分2~30年。その前は、直貼り工法が主でした。

防水シート越しに、サイディングをビス留めしていくのです。

つまり、サイディングと防水シートが接しているので、

「毛細管現象」が起こりやすく、漏水も多かった。

そこで隙間を空けたのが、通気工法。

という展開です。

外壁の施工にビスや釘を使う以上、防水層の穴を無くす訳にはいきません。

なので、毛細管現象が起こらないよう、空間を広げたと。

一方、隙間を空ける事が出来ない外壁もありました。

それが湿式外断熱です。

こちらは、空間を確保できないので、防水層の強化を行った。

それが、防水層の穴を無くしたCACICOの接着工法です。

(国も時期も違いますが、分かりやすくまとめました)

つまり防水の手法は2種類でした。

毛細管現象を無くすか、防水層の穴を無くすか、という差。

どちらが良いか?

と言うのは、仕上げが違うので、較べる事が出来ません。

 

ただ、通気工法が持つ課題だけを紹介しておきます。

通気工法は、文字通り、外壁や屋根の内側で空気の通り道を作ります。

「通り道」なのですから、上下に穴が必要です。

この穴がくせ者なのです。

なぜなら、穴が開いている=そこから水が浸入する可能性がある。

と言う事だから。

つまり、通気をさせる事によって、

毛細管現象は防げるが、外壁の裏側に水を浸入させる危険性が増える。

と言うジレンマが、通気工法には存在するのです。

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