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不利な戦い

ジャパンホームショーに行って参りました。

年に1回、いろんな建材を集めた大イベントで、東京ビックサイトで開催されます。

全体の流れを押さえるのに役立つため、出来るだけ行くようにしているのですが、

今回は、ダイキンさんのご招待での参加です。

ダイキンさん、ありがとうございます。

さて以前ご紹介したことがあるのですが、私が注目している機器があります。

それがダイキンのデシカホームエアです。

何をする機械かというと、24時間換気に調湿機能を付けた機器です。

一般的に、快適をコントロールする。というのは、温度をコントロールするのと同義語でした。

ですが、「気温が少し高くても、乾燥していたら快適」という風に、湿度も人間の快適に大きく関係しているのです。

では湿度のコントロールを行う機械はどんなのがあるかというと、

加湿は加湿器、除湿は除湿器かエアコンの除湿機能というのが現状です。

つまり、一台の機械で完結できない上に、局所(家中全部ではない)でしか対応できません。

そこに出てきたのが、ダイキンのデシカ・ホームエアでした。

パンフレットの書き出しがすごいです。

1年を通じて、

家中どこでも心地いい。

体験したことがないほど

爽快な毎日が

はじまります。

ダイキンほどの大メーカーが、ここまで言い切るのですから、

これは期待大です。

ですが、現実には「どんどん売れている」と言う訳ではありません。

機器のサイズや導入コストという問題もありますが、一番大きな障害は、

住む人や建築家の間で、「湿度コントロール」の大切さが理解されていないことです。

ほとんどの住宅が、「室温のコントロール」すら、(建物側で)する気がないのが現実。

なのに、温度以上に解りづらい「湿度」のコントロール。

と言われても、意識が向かないのも当然です。

特に、省エネという観点からダダメ出しをされるという、情けない現実があったりします。

なぜか?

例えば「ゼロエネルギー住宅」という規格があります。

この建物に、デシカを入れると、ゼロエネの規格から外れてしまうことがあるそうなのです。

(全ての建物ではないです)

なぜ、そんな珍現象が発生するかというと、「快適」の基準に「湿度調節」がないからです。

デシカの電力的負荷は、小型のエアコンのようなもの。

正確には、除湿時は520W、加湿時は280Wの電気を消費します。

一方同じダイキンの全熱換気であれば、90Wしか消費しません。

つまり、夏場は6倍、冬場は3倍の電気を消費するのですが、

それで手に入る湿度的な快適さを、日本の「省エネ住宅」は考慮せず、

「効率の悪い全熱換気」として扱うのです。

快適を少ないエネルギーで、と言うのが「エコ住宅」のはずなのに、

快適の大きな目安である、湿度を考慮しないために

デシカはダメな子の烙印を押されているようです。

そんな、「ものすごく不利な戦い」を続けているのが、デシカホームエアなのです。

いゃあ、贔屓したくなりますねぇ。

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