- 2013年10月25日 5:16 PM
- 「かしこい家」の性能
ジャパンホームショーに行って参りました。
年に1回、いろんな建材を集めた大イベントで、東京ビックサイトで開催されます。
全体の流れを押さえるのに役立つため、出来るだけ行くようにしているのですが、
今回は、ダイキンさんのご招待での参加です。
ダイキンさん、ありがとうございます。
さて以前ご紹介したことがあるのですが、私が注目している機器があります。
それがダイキンのデシカホームエアです。
何をする機械かというと、24時間換気に調湿機能を付けた機器です。
一般的に、快適をコントロールする。というのは、温度をコントロールするのと同義語でした。
ですが、「気温が少し高くても、乾燥していたら快適」という風に、湿度も人間の快適に大きく関係しているのです。
では湿度のコントロールを行う機械はどんなのがあるかというと、
加湿は加湿器、除湿は除湿器かエアコンの除湿機能というのが現状です。
つまり、一台の機械で完結できない上に、局所(家中全部ではない)でしか対応できません。
そこに出てきたのが、ダイキンのデシカ・ホームエアでした。
パンフレットの書き出しがすごいです。
1年を通じて、
家中どこでも心地いい。
体験したことがないほど
爽快な毎日が
はじまります。
ダイキンほどの大メーカーが、ここまで言い切るのですから、
これは期待大です。
ですが、現実には「どんどん売れている」と言う訳ではありません。
機器のサイズや導入コストという問題もありますが、一番大きな障害は、
住む人や建築家の間で、「湿度コントロール」の大切さが理解されていないことです。
ほとんどの住宅が、「室温のコントロール」すら、(建物側で)する気がないのが現実。
なのに、温度以上に解りづらい「湿度」のコントロール。
と言われても、意識が向かないのも当然です。
特に、省エネという観点からダダメ出しをされるという、情けない現実があったりします。
なぜか?
例えば「ゼロエネルギー住宅」という規格があります。
この建物に、デシカを入れると、ゼロエネの規格から外れてしまうことがあるそうなのです。
(全ての建物ではないです)
なぜ、そんな珍現象が発生するかというと、「快適」の基準に「湿度調節」がないからです。
デシカの電力的負荷は、小型のエアコンのようなもの。
正確には、除湿時は520W、加湿時は280Wの電気を消費します。
一方同じダイキンの全熱換気であれば、90Wしか消費しません。
つまり、夏場は6倍、冬場は3倍の電気を消費するのですが、
それで手に入る湿度的な快適さを、日本の「省エネ住宅」は考慮せず、
「効率の悪い全熱換気」として扱うのです。
快適を少ないエネルギーで、と言うのが「エコ住宅」のはずなのに、
快適の大きな目安である、湿度を考慮しないために
デシカはダメな子の烙印を押されているようです。
そんな、「ものすごく不利な戦い」を続けているのが、デシカホームエアなのです。
いゃあ、贔屓したくなりますねぇ。
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