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壊れたPCから公共事業を考える

パソコンを修理に出しました。

理由は道路で落としたから。馬鹿ですね。

角から落ちて、ヒンジが破損&ボディがひん曲がる、よく見るとなかなかのダメージ。

不幸中の幸いで液晶とSSDには障害がなかったのですが、

持ち運び前提のモバイルPCが痛んでいるのは不安のため、修理依頼。

電話で確認したところ、1週間から10日間程度とのこと。

先週の金曜日に修理に宅急便が引き取りに。

で、修理明細メールは、何と日曜日に届きました。

すぐにOKメールを返したところ、

直って届けられたのが、木曜日。

宅急便の日数込みで1週間で戻ってきました。

他社比較は出来ませんが、東芝さんの修理対応は素晴らしかったです。

さすがラップトップPCの開発メーカーだけのことはあります。(関係ないかも)

で、この対応力の素早さは、日本の美点なのでは?と思っています。

東北大震災時に、地震で寸断された高速道路が6日間で復旧したという出来事がありました。

当時、世界のメディアが「あり得ない」と絶賛した復旧スピードです。

高速道路といえば、以前どこぞの政党が「全線無料化」などと言ってましたが、もし無料化なんかが施行された場合、

あの「復旧能力」を持ち続けられたでしょうか?

上記リンク先から大切なところを引用します。

このような大規模な震災下にあって、よく早急に施工業者が見つかったものだと思うが、

現在は災害に備えて、あえて道路やSAなどの改修工事を分散、1年中どこかで工事をしている状態にしておくのだと言う。

つまりいつでもどこかの業者と契約を結んだ状態にしておくことで、いつ災害が起きても対応できるようにしているのだ。

震災にあったその時もまさにSAの工事の契約をしていたところで、その場で業務内容を変更し、即座に震災の復旧にあたってもらったそうだ。

このような冗長性を持たせた対応は、コスト最優先ではありえません。

冗長性とは、システムに何らかのトラブルが発生することを想定して、予備装置をバックアップとして待機させる手法で、

人工衛星「はやぶさ」の地球帰還で、有名(?)になりました。

簡単に言うと

「こんな事もあろうかと」

といろいろと準備しておく事を、冗長性を持たす。と言います。

さて別の公共事業の話を。

例えば電力。

日本の停電の少なさは、実はぶっちぎりで世界トップです。

それは、電力会社社員のDNAに、「どんなことがあっても停電は回避する」という意思と、

意思を実現できるだけの体力(お金)があるからだと思っています。

それをコスト優先(ホントにコストダウンになるかどうかは別の話)という名目で発送電分離を目指す人は

電力会社の冗長性を、剥ぎ取っている訳です。

想像ですが、発送電分離を唱える人は、高速道路のメンテナンスは民営化すべき。

とか言ってたのでしょう。

東北大震災の例に戻りますが、

「コストダウン」目的で、メンテナンス業務を民間委託したり、工事を都度見積もりにしていたら、

あの、世界から評価された復旧スピードはあり得なかったと言う訳。

結果、被災地への物資や人員の輸送は、大幅に停滞したはずです。

東芝という民間でも、感動的な修理体制を抱えています。

顧客サービスの一環と言えばそれまでですが、修理事業単体で黒字とは、とても思えません。

民間ですらそうならば、

国民へのサービスが仕事、かつ黒字化が不要である「公共事業」において、

コストの削減や競争原理を錦の御旗にするのは、本末転倒です。

なぜなら誰が考えたって、コスト削減はサービス削減。でしかないからです。

高速道路の神業復旧も、世界ダントツの停電率も、日本方式の成果です。

そんな世界レベルではダントツのサービスを、享受できるのですから、

日本の公共事業って、すごいんじゃないですか?

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