- 2016年2月5日 10:48 AM
- 「かしこい家」の性能
先日、床下エアコンの事を書いたので、暖房について考えてみます。
理想的な暖房は、
24時間換気から、温度と湿度がコントロールされた新鮮空気が出てくる。
これが最良です。
その目的で、デシカとパッケージエアコンを組み合わせられないか、
と模索した時期もあったのですが、CACICOでは無理でした。
なので換気は別系統として、「暖房」だけで考えてみます。
快適な暖房とは、
気流の発生を最小限にして、床面全体を22~24℃に安定させる。
これだけです。
あっ、高性能住宅の場合だけですからね。断熱性能が低いと、単に寒い部屋です。
この目標をクリアする手法としては大まかに次の3つ。
①全館空調+基礎断熱
②床暖房
③床下暖房+基礎断熱
他にもあるよ。という声が聞こえますが、CACICOの知識不足と言う事でお許し下さい。
各ポイントを列挙します。
①は一部ハウスメーカーさんが導入していますが、このブログは一般論ですからね。
基礎断熱と書いたのは訳があります。全館空調は簡単に言うと全館エアコン。
空気による暖房の場合、一番温度が上がりづらいのが床面。
床の温度をエアコンで目標値に上げようとすれば、室温は数度高くなってしまいます。
この状態を解消するには、床下に暖気を送り込むしかなく、
結果、床断熱では無く、基礎断熱が必須となります。
後エアコンと換気は、一般的に大きな風量差があります。
エアコンを稼働させても風量が上がらないシステムである事が必須。
②の床暖房ですが、こちらは床断熱でも基礎断熱でもOK。何せ床自体を暖めるのだから。
問題になるのはその能力。
20℃~40℃ぐらいの間で、細かい温度&タイマー設定ができる器機
&床全体への敷設が必要。
これを一部のハウスメーカーは、比較的ローコストで達成しています。
独自で導入するには向いていません。
可能かも知れませんが、高価なものになるでしょうから。
③の床下暖房。前回床下エアコンを取り上げましたが、実は色んな方法があります。
床下エアコンが(一部で)人気なのは、器機の安さと省エネ性。
壁掛けエアコンを暖房器具として論評すると
「吹き出し温度が高く、気流を強く発生する」ため、お世辞にも快適な暖房器具とは言えません。
その理由は、冷房と兼用している空気暖房だから。
天井近くに取り付けて、「足元に暖気を」と言われたら、
暖かい風を床面に吹き付けるしか無いですよね。
そんなエアコンですが、
床下という閉鎖空間で動かすのであれば、上階である居室に悪影響がない。
つまり間接暖房として使用するなら「有り」と考えた人がいるのですね。
エアコンの話はここまでにします。
③の課題は、床全体をムラなく暖める設計能力にあります。
エアコン以外では放熱器や、蓄熱暖房などがあります。
この3つ、
①と②は、設備器機自体の能力に負うところが大きく、
逆に③は、設備器機以外のテクニカルな要因が必須になってきます。
どの方法を取ったとしても、結果、床温全体を22℃近辺に固定出来れば良いのです。
それが達成された時、
熱源を意識しない生活が始まります。
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