CACICOブログ HOME > CACICOの毎日 | 「かし住まい」を街中に > 大規模修繕とは何か

大規模修繕とは何か

CACICOのブログで時々出てくる単語の一つに大規模修繕があります。

街中の公共物件で、丁度工事中の案件があったので写真を撮りました。

高松市の上下水道局のビルですね。

こちらの落成は昭和64年との事なので、27年目の改修工事。

タイルの上に養生テープを貼っているのが分かるでしょうか?

これが「打設検査」した結果、「剥がれそうなタイル」の印です。

道路に面しているため、タイルの落下による事故を防ぐメッシュシートが貼られています。

ちょっとアップしてみますね。

奥まっていて、あまり風雨にさらされていない場所ですが、結構な量ですね。

面を変えてみます。

こちらは施工中ですね。

やることはとてもシンプル。

浮き上がっているタイルを撤去して新しいタイルを貼る。

「虫歯の治療」にすごく似てます。

この工事が大規模修繕のメインなのですが、

気になるのは、この改修では決して新築状態にならない事。

虫歯の例えが続きますが、

ビルは人と違って「歯磨き」をしません。

なので劣化は進んでいく一方。

結果として

2回目の大規模修繕は、必ず1回目より範囲が広がります。

(CACICO予想です)

何故予想かと言えば、

全国的に2回目の大規模修繕をした建物は少ないから。

50年前と言ったら1965年(終戦が1945年)ですし、

耐震基準も大きく変わっているので、ほぼ建て替えになっている気がします。

ですが今からは違います。

公の建物はともかく、

個人がマンション購入して、50年で取り壊しでは寂しすぎます。

2回目の大規模改修が当たり前の時代が来る。

ハズなのですが、まだまだ未知の世界なのです。

コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.cacico.co.jp/blog/wp-trackback.php?p=11378
トラックバックの送信元リスト
大規模修繕とは何か - CACICOブログ より

ホーム > CACICOの毎日 | 「かし住まい」を街中に > 大規模修繕とは何か

検索
Feeds
Meta

ページの上部に戻る