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「かしこい家」の性能のアーカイブ
ご飯がおいしい家
- 2013年1月1日 10:00 AM
- CACICOの毎日 | 「かしこい家」の性能
明けましておめでとうございます。
我が家のお雑煮は「白味噌&丸餅」です。
香川県民でありながら、あん餅は守備範囲外です。
でも正確に言うと、嫁さんは「おすまし&角餅」派なので、
何回食べても、
「お持ちの入ったお味噌汁はおいしいね」
と誉めてくれます。
自分もそうですが、刷り込みって怖いです。
さて、新しい1年の目標です。
それは、「ご飯がおいしい」家造り。
家族で食べれば、何でもおいしい!!
のは当然ですが
温熱環境は、食事にも影響するというお話。
例えば、冬には暖かいモノを食べたいです。
でも、お皿に盛りつけた瞬間から、どんどん温度は下がっていく。
「うどんは飲み物」的な早さで食べれば別でしょうけど
ゆっくりと暖かいモノを食べたい。
その為には、暖房したり、お皿を温めたりしますが、
家が出来る事にはかないません。
それは、高性能な家ならばの必殺技。
「室温と建物内部の表面温度を同じにする」
です。
室温が快適温度にあったとしても、暖房を止めればすぐに寒くなる。
これは、壁、床、天井をはじめとする室内のモノの温度が低いから。
エアコンで室温を22度で保っても、
お皿に盛りつけた食べ物がすぐ冷えてしまうのは、
お皿やテーブルなど、近くの「モノ」が持つ冷たい温度に影響されるからです。
断熱性能が高くない家の場合、
家の内面にある「モノ」の温度を上げるまで暖房する事は、不可能です。
ちょっとイメージして欲しいのですが
外気と室温が家の内壁という陣地を奪い合っている図です。
「外気全体」と「家の中の空気」の戦い。
イーブンな条件では、勝てる訳がありません。
この陣取り合戦。
室温側を有利に運ぶ、唯一の手段が「高断熱」なのです。
あっ、いけないお雑煮が冷えてしまった・・・
「いつでもおいしいご飯が食べられる空間」
どんだけ食いしん坊って感じです。
長寿命な屋根材 その1
- 2012年12月27日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
外壁に関しては、理想型がイメージできています。
ですが、ず~っと引っかかっている事が一つ。
それが屋根の仕上げ材。
屋根と壁は必要な性能が、同じようで違います。
それは、
屋根材には防水性能が必要だからです。
と書くと、
「えっ?外壁にも必要なのでは」
と思われるかもしれません。
ですが、
屋根と外壁には、防水に関して大きな差があります。
防水には一次防水と二次防水があります。
一次防水は、仕上げ材の防水
二次防水は、下地の防水
を指します。
外壁は二次防水がメインで、一次防水は付属的なモノ
(でなければ、木製サイディングなんか成立しません)
ですが、
屋根は、一次も二次も、高レベルな性能が求められます。
特に屋根の勾配(傾き)が緩やかになればなるほどシビアです。
さて、私が屋根材に求める性能とは
①防水性能
②透湿性能
③シームレスな仕上げ
④断熱材の上に施工できる
この4つです。
CACICOの外壁と、基本同じです。
でも、外壁を屋根に貼る事が出来ないのは、前述のとおり。
①の防水性能、正確に言うと、一次防水性能が担保できないのです。
でも、ようやくイメージに近いモノを見つけました。
それは・・・
お天気さんありがとう
- 2012年12月26日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
なんとか天気が持ちました。
先週は天気が安定せず、補修工事が年を越すかも?
という不安もありました。
ですが流石、晴れ男。
今年中の工事完了が読めました。
足場を架けたまま年を越すか越さないかは、結構な差があります。
やはり新しい年は、スッキリとしたかたちで迎えたいですものね。
RCの窓をどうするか?
- 2012年12月25日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
あまりマジマジと見たことないのですが、これが鉄筋コンクリート(RC)の納まりです。
リフォームでサッシをどう取りつけるかの打ち合わせ。
RCにサッシを取りつける作業は、溶接固定です。
ですので、
サッシの枠を取り外す=ぶち壊す
という行為と同じ。
構造体をぶち壊す事は、強度的にも、コスト的にもお薦めできません。
なので、飛び出している水切を切断した上で、一回り小さいサッシを取りつけることにしました。
言葉で話しても分かりづらいですので、
これはリアルタイムで説明します。
で、今回はサッシをペアにしようかトリプルにしようか悩んでいました。
見積を取ってみると・・・
そんな大きな差がない。
1年前なら、3倍ぐらいの値段差があったのに。
変化が早いです。
日本の湿式外断熱システム
- 2012年12月23日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
以前、日本の仕上げ材には、透湿性のある材料がない。
という話をしてきました。
でも、それは間違いだったので、ここで訂正いたします。
日本メーカーで2社あります。
野原産業 パッシブウォール透湿タイプ
アイカ工業 アージュレックス工法
です。
どちらも、カタログ上に透湿性がある。
と謳っていました。
というか外断熱工法の専用仕上げ材なので、当然ですね。
私の知識不足です。
で、ついでと言っては何ですが、外国企業も取り上げておきます。
一番有名なのは
アメリカ
サンクビット社 アウサレーション
だと思います。
ただ、上記の3社はRC構造のみを前提としているのが惜しいです。
その点で行けば
ドイツ
シュトー社 シュトー・サーモ シリーズ
は木造対応も謳っているので、CACICOの外壁に一番近いです。
他にも何社かありますが、それはまた今度。
仕上げ材を巡る冒険 その3
- 2012年12月21日 7:30 PM
- 「かしこい家」の性能
熊本市内は、くまモンで溢れていました。
くまモンは、熊本県のキャラクター&2011のゆるキャラ王。
さてさて
仕上げ材の特徴を2回に渡り、説明しましたが、
今日は、最後の撥水性です。
ここでも、左官材料と塗装材料の性質の差で始まります。
具体的には
材料の、粒子一つ一つに撥水性を持たせる左官材料
という違いがあります。
実はこれ、昨日の透湿性の続きでもあります。
透湿を基本にした左官材料は、
表面だけの撥水効果では意味が薄いです。
何せ、内部を湿気が移動するので、そこで結露をおこしても困らないよう
粒子の一つ一つに撥水性が必要となります。
一方非透湿を基本にした塗装材料は、内部に湿気が浸透することを想定しません。
ですから、表面での撥水性のみを求めます。
その結果、材料の上に撥水のトップコート(光触媒や親水性なども)をかける事が主流ですが、
その薄い皮膜は、長期間の耐久性が無い事が多いのです。
結論 撥水性を長期間保てるのは、左官材料の方です。
何か一方的に左官材料>塗装材料として書いてしまいましたが、
左官の仕上げ材料なんだから、左官由来が向いている。
というだけの話だったりします。
CACICOが使用している左官材料は、という注釈付きですが・・・
退色や汚れを防ぐ能力は、ホント優れているのです。
仕上げ材を巡る冒険 その2
- 2012年12月20日 7:00 PM
- 「かしこい家」の性能
先ほど乗って来た、九州新幹線 さくら です。
以前に、祝! 九州新幹線全線開通CM というエントリーをしておきながら、
博多から向こうに行った事がありませんでした。
今回は何とか(?)都合を付けて、
博多→熊本(つばめ800系)に移動してから、熊本→岡山(さくら700系)で帰ってきました。
ようやく熊本を制覇。
CMで繰り返し見たので、景色にはデジャブー感が・・・
というか、九州は平野ですね。
香川県民から見ると、360度平野!! というのはすごい風景でした。
さて先日の続きです。
無機質の話をしましたので、残りは透湿と撥水。
今回は透湿のお話
これは、「左官材料としては当たり前の事」だと言われました。
左官工事は、別名湿式工法とも言います。
湿式とは、下地が水分を含んでいるよ。という意味。
ですから湿式下地の仕上げ材は、透湿せさるのが前提となります。
→湿気が抜けないと、下地と仕上げ材の間で結露してしまのです。
乾式は、文字通り水分を含んでいません。
塗装材料とは、この乾式工法を対象に開発されてきたのです。
ですから、乾式下地の仕上げ材は、透湿しなくても良いのが前提。
→透湿云々より、外部からの水を入れない防水性能が主題。
昨日同様、商品の特性を作り出しているのは
スタートが左官材料なのか塗装材料なのか
が原点でした。
話を聞けば、なるほどです。
仕上げ材を巡る冒険 その1
- 2012年12月19日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
今日は九州にきました。
仕上げ材メーカーへの訪問です。
自分が使っている資材が、どのようなモノか。
一般に溢れているモノならともかく、特殊な資材であれば、
その内情が知りたくなるのです。
仕上げ材の特徴をまとめると
無機質 透湿 撥水
の3点です。
そこを突撃取材じゃないですが、直接お聞きしたく、メーカー訪問です。
一般に左官材料と一括りにしていますが、まず言われたのは
「スタート地点が違います。私のは左官材料だけど、一般的には塗料材料。」
左官材料というのは基本無機系ですが、塗料は樹脂素材、つまり有機系という訳。
目指すのは、汚れずらい、クラックがおきずらい仕上げ材なのですが、
スタート地点が違うと、技術開発も全く違います。
すごくおおざっぱに言うと
他メーカーは、有機系材料をベースに弱点を克服しようとしていると、
有機系材料は、分解しやすい、静電気を起こしやすい、という性質がある。
だから、退色や汚れ対策が必要。 でも成功していない。
無機系材料には、そのような弱点が無いので万々歳。
かというと、そう単純でもない。
色の定着が難しい、柔軟性が無いためクラックが起こりやすい。などの別の問題点が、
だけど、そちらは、ほぼ技術でクリアしている。
という感じです。
上記で、「退色」と「色の定着」という、二つの言葉が出てきます。
すごく似ているのですが、こんな差が・・・
退色というのは、言葉通り、色粉自体が変質してあせる事。
色の定着が難しいというのは、色粉が剥がれやすいという事。
です。
材料は、主材と色粉で構成されています。
繰り返しですが
退色 色粉自体の色が変わる事。
色の定着 色粉の接着力。
(ちなみに、有機系材料が、特に定着力が優れている。という訳ではありません)
深いです。
ちなみに、無機系の色粉が何故退色しないかも伺いました。
高温で焼き付け、つまり焼き物の釉薬のようにして色を作るから。
焼成顔料と言います。
陶器の色が変わらないのと同じ理由で、
色あせや退色が、ほとんどないのです。
技術的には、ヨーロッパ由来の方法に独自のアレンジを加えているとのこと。
工場は企業秘密とのことで見学できませんでしたが、
有意義なひととき・・・
まだ、無機質の説明しかしていませんでしたね。
続きは次回です。
熱量の大きい建物
- 2012年12月18日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
温熱環境に関して
「湿度のコントロール」の大切さは感じています。
湿度コントロールは、
「湿度コントロールが出来る環境」と「湿度コントロールできる機器」
の二つが必要です。
湿度コントロールが出来る環境とは、
建物の断熱レベルを、ある水準以上に保つ事です。
冬場に加湿器を稼働させても、窓で結露してしまうのでは、加湿は出来ないから。
その上で、
どんな機器を使って湿度をコントロールするか?
という問題に、初めて入ります。
その回答の一つとなるのが、最近取り上げたデシカという機器です。
枕が長くてすいません。
RCの改修を手がけて初めて、熱量の大きな建物の事を真剣に考え始めました。
実は、あまり断熱性能を上げなくても、快適になるのではないか?
と考えています。
それは、木造や鉄骨に較べて、蓄熱量が格段に大きいからです。
窓の外で結露してしまうほどの蓄熱量を誇るRC構造。
この外側で断熱が出来たら、
戸建てRCなのに、マンションの中部屋レベルまで環境が上がる気がします。
その上で、枕に書いた湿度コントロールが加味できたら・・・
計算上のQ値を越えた環境が手に入る予感がしています。
RC独特の結露について
- 2012年12月16日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
まず、下記の写真を見てください。
日曜日のお昼間です。
RC(鉄筋コンクリート)の改修物件の写真です。
結露ですね。
ちょっと触ってみます。
で、離れてからもう1枚写真を。
なんか変な感じしませんか。
そうです、外部側で結露しているのです。
よく見るとタイル面にも結露水が流れています。
これは、16日のお昼間。
天気が良く、外気温が上がりました。
この写真は、北向き&日陰です。
現在、人が住んでいない本物件。(つまり、室内で暖房等をしていない)
RC構造のため、しっかりと夜間に冷蓄熱した構造物の内部は底冷え状態。
その上、外気温は上がって、かつ前日の降雨で湿気もばっちり。
物理法則通り!!
という事で、RCの外断熱の必要性が分かる出来事でした。
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