CACICOブログ HOME > 「かしこい家」の性能 > アーキテクト工房Pureさん

アーキテクト工房Pureさん

今日は松山に出張です。

写真は、四国で一緒に外断熱を導入しているアーキテクト工房Pureさんの現場風景。

惜しい事に、今日は職人さんが入っていませんでした。

住宅はアンビエントホーム松山という名前で仕事をしています。

先日来RC造の建築物の話をしてきましたが、

現実として個人が建築する住宅のほとんどは木造です。

その木造で湿式外断熱を・・・

しかも付加断熱として。

しかも、しかもそれを特殊商品ではなく、自社の標準仕様!にしようとしているのが、アーキテクト工房Pureさんです。

付加断熱とは、その言葉通り断熱を「付加」する工法。

柱と梁の空間だけでは断熱性能が確保できないため、外側に追加するので、付加断熱と言います。

そのレベルまで来ると、

旧来の「外断熱が良い、内断熱が良い」等という議論は成り立ちません。

何せ、両方取り入れているのですから・・・

写真の現場は、樹脂サッシにトリプルガラスを入れてQ値が1.3台(詳しい数字を忘れました)

次世代省エネ基準で行くと、北海道仕様(1.6以下)より高性能と言う事。

気密性能は実測で0.31!!

0.31というのは、ものすごくレベルの高い数値です。

この性能を、「あたりまえ」としている建築屋さんを寡聞にして知りません。

しかも、この数値を悔しそうに話すのです。

「どうしても、0.3を割らないのよねぇ」と・・・

理由は明白。

引き違いという窓は、その形状故に気密を取る事が困難な窓なのです。

プラン的に引き違いが多い家は、図面の段階から気密という面では不利。

ただし、だから引き違い窓がダメ。という訳ではありません。

サッシの枠と障子の隙間は、

「結露で構造体を痛める原因にならない」

という一点で、構造体における隙間とは意味が違うのです。

理屈は分かっていても、造り手として納得したくない。というのが、アーキテクト工房Pureさん。

「松山で家を建てたい」と考える人は幸せです。

とても素敵な選択肢があるのですから。

コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.cacico.co.jp/blog/wp-trackback.php?p=4559
トラックバックの送信元リスト
アーキテクト工房Pureさん - CACICOブログ より

ホーム > 「かしこい家」の性能 > アーキテクト工房Pureさん

検索
Feeds
Meta

ページの上部に戻る