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デシカ導入の心得 その2

今回が2回目の「導入の心得」ですが、

ブログ読者様のコメントからメールのやりとりとなった事がきっかけ。

CACICOがデシカを導入する時は、デシカを理解するためデンソー本社まで行ったものです。

ですが一般の方は、そんなことは不可能。

なのでデシカ入れたいなぁ。という人の手助けになれればと思って投稿します。

それほどデシカは特殊・・・

と言うより24時間換気の現状はテキトウなのです。

具体的には

1種のダクト式集中換気なのに、3種の単独換気と併用する。

という冗談のような仕様が当たり前のように行われているから、

詳しくは以前まとめましたのでお読み下さい。

種換気と3種換気が同じ空間にあると?

さてデシカの話に戻ります。

ダイキンの設計では、トイレ、キッチン、脱衣室、浴室を換気経路から外す。

という話の続きです。

先ほどリストした場所は、換気の世界ではダーティーゾーンと呼ばれています。

そこでは料理をしたり、お風呂に入ったりと、空気が汚れるからですね。

一般的な換気設計は

給気(新鮮空気を室内へ入れる)は、居室側(人が滞在する所)。

排気(空気を室内から室外へ出す)は、ダーティーゾーン側(空気が汚れやすい所)。

と言うのが基本中の基本です。

だけど日本の多くの換気メーカーは、それを嫌がります。

何故なら、湿気の回収に伴って、臭いが回収される危険性があるため。

それはデシカにおいても同様です。

なので何も言わないと、ダーティーゾーンに単独換気扇を想定した図面が出てきます。

CACICOがダイキンに配管設計を依頼する時に出した条件は、

①ダーティーゾーンには、すべて排気を設ける。

②基礎断熱なので、床下にも排気を設ける。

③ダクトは出来るだけ太いモノを使う。

④給気は全て壁付けにする。

⑤外壁側の給気口と排気口は壁の方角を変える。

と言うもの。

そこで出てきた配管図面をたたき台に、住宅構造図との整合性を図る。

という過程を辿りました。

ですが、当然ながらダイキンにも言い分がありますので、その辺りは次回に続きます。

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