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2013年4月7日のアーカイブ
鉄骨の家
- 2013年4月7日 11:30 PM
- 「かしこい家」の性能
昨日の家、それは鉄骨構造の家です。
10メートル四方の家の中はこ~んな感じ。
室内に、一切の壁や柱がありません。
先ほど鉄骨の住宅と言いましたが、正確に言うと重量鉄骨の家です。
鉄骨には、重量と軽量という2つの方式があります。
重量鉄骨は柱と梁だけで構成され
軽量鉄骨は壁(体力壁)で構成されます。
軽量鉄骨は(大和ハウスも導入していますが)鉄骨を木造のように使う工法です。
つまり、一般的な鉄骨とは、重量鉄骨を指すことが多いです。
柱が無い広々とした空間を作れるのは、重量鉄骨ならではです。
写真のような空間は、木造や軽量鉄骨では不可能です。
しかし、鉄骨の建築物には、「断熱」において大きな問題点がありました。
それは「熱橋」と呼ばれる現象です。
熱の橋と書いて「ねっきょう」と呼ぶのですが、文字通り熱を伝える部位を指します。
一般的に外壁は釘やビスで固定されています。
で、構造体が鉄骨。
と言う事は、熱が釘やビスを通して、外部の熱が躯体に伝わります。
「そんな事言っても、ほんの少しでしょ」
という意見もあります。
壁の面積に対して、非常に少ない断熱欠損だと。
はい。そうかも知れません。
ですが、ひとつ大きな問題が残っています。
それは釘を通して、伝わる熱が結露を起こす「場所」です。
当然ながら、釘が鉄骨(C形鋼)と交わる箇所。
つまり釘が突き刺さっている鉄骨の接点です。
つまり
釘及び、釘の貫通している鉄骨箇所で結露します。
鉄骨の柱や梁と言った、大きな塊は良いのですが、
釘のせん断部分、つまり釘の保持力にとって大切な箇所が「錆び」る危険性があるのです。
その点CACICOの壁は違います。
釘やビスで固定しないので、(プラン次第では)鉄骨の欠点である「熱橋」が存在しなくなります。
鉄骨の欠点である熱橋が起こらない外壁。
それがCACICOの壁なのです。
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