- 2017年10月6日 9:54 AM
- CACICOBASE
前回、捨てコンが水平じゃないと大変。
という話をしましたが、解消する方法もあります。
どちらかと言えばそちらが主流のようなので、まずその説明を。
方法は至ってシンプル、少し大きい断熱材を設置するのです。
で、型枠を外してから、はみ出した上部を切断する。
断熱材はスチロールカッター等でカット出来るので、一つの方法だとは思います。
さて、ベースの精度を確保した場合の施工に戻ります。
第1段目の610mmをセットした後は、防蟻笠木を取り付けます。
長さ2730mmの樹脂笠木で、厚み40mmの防蟻断熱材を仕込んでいます。
実物写真をどうぞ。
断熱材無しの写真もついでに。
こちらはカットサンプル用なので透明ですが、実際は断熱材と同じ白色です。
現場の写真です。
まずは接着目的の防蟻コーキングを塗ります。
最初の笠木を取り付けます。
この時、つなぎ目に当たる断熱材を少し短くするのがポイント。
次に断熱材だけを差し込みます。
押し込む感じになりますが、笠木の巾に余裕があるので簡単です。
断熱材を差し込んだ後に笠木を嵌め込みます。
こんな感じで、接合部が綺麗に収まります。
最後に完成した写真を。
すっきりとまとまっていますね。
施工のイメージ図と特徴です。
第一弾の断熱材は2440mm、第二弾は910mmなので、継ぎ目が揃わないサイズ設計です。
また、防蟻断熱材・防蟻コーキングだけに頼るのではなく、
樹脂笠木という物理障壁を追加して、対白蟻の防御能力を高めています。
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