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EUって何?

イギリスが国民投票で、EU離脱を決定した以降、

日本のマスコミでは、残留派は理性的、離脱は感情的

という離脱派批判の報道で溢れています。

離脱が決まった日には、「EUって何?」という検索がトップになった。

なんていう嫌みなネタもありました。

さて、TVはダメダメだと思っているCACICOですが、下記のインタビューは素敵でした。

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もう、座布団10枚あげたいです。

EUの内実が一瞬で理解できます。

(EUの本部は、ベルギーのブリュッセルです)

 

さて、EUという組織は、

EU加盟国同士の「国家間の契約」で成立しているので、

その縛りは国内法より「上位」に位置します。

これはTPPの「ルール」が、日本の国内法より優先される。

と言うのと同じです。

つまり、

イギリスの国内法より、EUのルールの方が強いのですね。

そのルールはDirectiveと言います。

日本語に訳すと「指令」なので、EU指令と表記。

・・・すごい上から目線ですね。

EUという組織もとても複雑。

欧州議会、欧州理事会、EU理事会、欧州委員会

と言う上部組織の下に、沢山の団体がぶら下がっているみたいです。

何か、名前だけでお腹いっぱいなんですが、

例えば欧州議会。

議員数751名で、イギリスの割り当ては73名。(ドイツは96名)

国の内部は、選挙ですが、個人ではなく党を選ぶ選挙。

イギリスの欧州議会選挙2014

投票率は34.19%だったそうですが、そりゃ興味薄いですよね。

党を選んだ後は、その党が勝手に人選できるので、

厳密に言うと、国民が選挙で「議員」を選ぶ訳ではありません。

EUシステムを支える人達は、ユーロクラットと呼ばれています。

「ユーロとビューロクラット(官僚)を足した造語」

ユーロクラットは、3万人程度いて、その内の2万人以上が、

先述のブリュッセル勤務。

その人数もさることながら、

全員が「役人」と言うのがポイント。

言い方悪いですが、誰に対しても責任を取らなくて良い立場の人なのです。

(国会議員のように「選挙」という洗礼がないという意味です)

しかもEUが、国家の上部機関なのですから、

極端な話、

イギリスの議会や首相より、ユーロクラットの方が権力を持っている。

という訳なんですね。

うどん県の知事より、霞ヶ関の役人の方が力を持っている
という感じでしょうか?

EUの加盟国は足並みを揃える必要がある。

のですから、当然と言えば当然なのでしょう。

さて、前述の「EUって何?」を検索したイギリス人が、どこまで調べたか知りませんが、

EUは、自国の最高決定機関より上位の存在なんだ。

という現実を知れば、

①イギリス国民

②EU市民

のどちらかを選択する投票だったと、改めて理解したのではないかと思うのですね。

で、②のEU市民を選んだ場合、

イギリス王室って、どんな位置づけになるのでしょうか。

現在のイギリス王室は、

国王は君臨すれども統治せず

なのですが、イギリスがEUの一地域になった場合は、どうなんですかね。

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イギリスのSUNという大衆紙(日本で言えば東スポ?)ですが、

イギリス女王が晩餐会で、

「EU残留の、納得できる理由を3つ教えてちょうだい」

とゲストに尋ねた。

と言う発言が、トップニュースだったりします。

ゲストが何と答えかは分かりませんが、SUNの返答は、

Sorry Ma'am, We can't think of ONE

CACICO翻訳では

「女王陛下、申し訳ありませんが、一つも思い浮かびません」

というニュアンスです。

日本のマスコミ的に言うと、女王陛下も感情的な離脱派なんでしょうね。

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