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2013年2月のアーカイブ
断熱工事の開始
- 2013年2月17日 11:55 PM
- 「かし住まい」を街中に
断熱改修も始まっています。
今回のサッシ交換は、カバー工法では無く、サッシの内側に枠を組んで、サッシを入れる。
という方法を選択しています。
2つの方法の差違は、
カバー工法
窓サイズは、ほぼ現状を維持できるが、サッシの種類が限定される。
内側に枠を組む
窓サイズが一回り小さくなってしまうが、どんなサッシでも付けられる。
というもの。
性能の高い、というか結露しないサッシを入れようと思ったら、一択なのでした。
なので、工事的には少し面倒で、防水も必要になります。
で、こんな感じです。
隙間には断熱材を詰めています。
サーナルーフの施工研修 その1
- 2013年2月16日 2:02 PM
- 「かしこい家」の性能
昨日は大阪まで、屋上防水の施工研修に行ってきました。
と言っても、私が作業する訳ではありませんので、まぁ付き添いみたいなものです。
サーナルーフは、スイスのサーナフィル社が開発した塩ビの防水シート。
現在はsika(シーカ)という会社の傘下に入ってます。
なので日本の総代理店も日本シーカ。
研修は、日本シーカのテクニカルセンターで行いました。
これが現物のシートです。
幅は2m。日本製品は1m幅が主流なので、目地が減るというメリットがあります。
ですが、それだけ幅が広いと固定の幅も広くなってしまうので、強度が心配です。
で、実験。
切り込みを入れたシートを準備して、日本製品(1.5mm)とサーナルーフ(1.2mm)の切り裂き実験実験。
右側が日本メーカーですが、結構サクッと切れました。
一方サーナルーフは、だいぶ頑張ったのですが切れません。
この強度を持って2m幅で貼れるのですかね。
さて、サーナルーフの施工上の特徴は熱による融着固定。
約400度の温風を吹き付けて、材料自体を溶かしてくっつけます。
普通の材料は接着剤でくっつけるのですが、それではCACICO的にシームレスとは言えません。
性能が、接着剤の耐久性に縛られてしまうからです。
一方融着というのは、材料自体を溶かして一体化するもの。
ホント、言葉通りシームレス。
継ぎ目の性能とシートの性能がイコールなのが良いですね。
これが、ハンド型のヒーターの最新モデル。
ライスターという会社の商品なのですが、こちらもスイス。
しかもサーナフィル社とは、同じ「村」にあるらしいのですが、そこの社長が何故か日本語ぺらぺら。
で、最近は日本シーカもヒーターの開発に参加しているらしく、
「(写真に出ている)彼のOKが無いと新型は出さない」
と言わしめるほどの信頼があるそうです。
写真は、ダメだし8回で、ようやくリリースされた最新型です。
高性能と床暖房
- 2013年2月15日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
Facebookでも断熱改修の話を書いているのですが、
「性能を上げすぎたら、床暖房は不快に感じますよ」
とコメントをいただきました。
確かにその通りです。
温水式の床暖房は、水に蓄熱→コンクリートに蓄熱
という形の蓄熱暖房。
このタイプの問題点は、外気温の大幅な変化に弱いのです。
「一日中、寒い」という気候が続けば良いのですが、
「夜は寒いけど、日中は暖か」という気候が問題となります。
簡単に言うと
急にOFFに出来ない。
という事です。
すでに蓄熱している訳ですから、暖房を止める事が出来ない。
ただし、暖房の手法としては、床を暖めるのは理にかなっています。
CACICOとしては、床暖房を使わなくても快適なくらいの建物を模索しているのですが、
いくら高性能にしても最低限の「熱源」が無い事には暖かくはなりません。
そのバランスを取る事が、健康住宅のツボではないかと思うのです。
床暖房やってます
- 2013年2月13日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
CACICOの外断熱改修が進んでいます。
現場では床暖房の施工中
まずコンクリートスラブ(床)の上に断熱材を敷き、
その断熱材の上に、溶接金網を敷いています。
この金網に架橋ポリエチレン管(お湯を通す)を固定していき、
最後にコンクリートで埋めます。
これで、コンクリート蓄熱タイプの床暖房が完成です。
お湯を沸かす熱源は「何でも良い」のがこのシステムの特徴。
電気でもガスでも、お湯さえ沸かせればOKなのです。
結露しないサッシ
- 2013年2月12日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
住宅の断熱で、造り手レベルではどうにもならないもの。
それが窓です。
屋根、壁などの断熱は、造り手側でおぎなう事が可能です。
性能が低い断熱材しか無かったとしても、その分壁の厚みを増やせば良いだけ。
室内空間とのトレードオフにはなりますが、可能です。
一方、窓はそういうわけにはいきません。
窓は、開閉なども必要な工業製品なので、現場で作成する訳にはいかないからです。
まずサッシ以前にトリプルガラスを制作してくれるガラス屋さんが近辺にはありません。
これは「鶏卵」の話です。
トリプルガラスを使ったサッシが売れないから、ガラス屋さんもその品揃えが無い。
という関係です。
話を戻して、断熱性能的に一番問題になるのも窓です。
なぜなら、外殻なのに光&開閉する必要があるからです。
つまり室内に明かりや通風をもたらすという目的のため
建物の中で、もっとも断熱性能の弱いところとなっているのです。
「温暖地域に高性能なサッシ」がいるのか?
という質問に対しては、
「冬場に暖かくて湿潤な空気環境」が必要かどうかで決めれば良いと思います。
どんな立派な暖房器具や加湿器があったとしても、
窓で結露してしまうのであれば、室内の湿度はあがりません。
断熱にまつわるもので、現場の努力ではどうにもならないもの。
その最右翼が「高性能サッシ」なのです。
10年前の性能
- 2013年2月11日 11:55 PM
- CACICOの毎日
三菱の冷蔵庫がすごいです。
このdB(デシベル)という表示は、音のうるささを表すものなのですが、
10年前と較べて、約半分まで静かにしている訳です。
で、この手の比較は良くあるのですが、何がすごいと言って
18dBというのは、他社においては現行品の性能なのです。
「他社さんは、ウチの10年前と一緒よね」とさらっと言っている訳です。
薄型の断熱材を採用して、横幅を広げず庫内を広げているのも三菱だけ。
もぅ、圧倒的に基本性能が違います。
じゃあ冷蔵庫は三菱、一択か。
と言えばそうでもありません。
我が家の冷蔵庫は、2002年製の三菱。
このとき、野菜室は真ん中だったのです。
ですが途中で三菱をはじめとする多くのメーカーが、
冷凍室を真ん中、野菜室を一番下というレイアウトに変更しています。
食生活が冷凍庫中心に変わったのかなぁ。とも思いますが、個人的には大変残念です。
その流れの中で、唯一野菜室センターで頑張っているのが東芝です。
名前も「ベジータ」。
ドラゴンボールしか思い浮かばないですが・・・
野菜室への力の入れ方は半端ないです。
高湿度でラップなしでも長時間鮮度を保つ「うるおい補給野菜室」のキャッチコピーが素敵。
「雪下野菜のように、保存した方がおいしくなる野菜室。」
だそうです。
日本の冷蔵庫は、ヘンに発達しています。
工務店さんへの提案
- 2013年2月8日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
普通の家を底上げしたい。
というのがCACICOの勝手な思いです。
では標準的な木造住宅をどのようにしたら、効果的な底上げができるのか?
を書いてみます。
要点はこれだけ。
①気密性能の確保
→後からできない事ナンバーワン。
②基礎の外断熱
→冬場対策のスタート
③全熱タイプの24時間換気装置
→熱ロスと湿気対策の両立
④天井(屋根)断熱の強化
→夏場対策の本命
⑤オール樹脂サッシ(ペア)
→冬場の結露対策
これで、快適環境を作るお膳立てができます。
お金がどれくらいかかるかというと
① お金より知識と手間です。
② 床断熱とあまり金額変わらないですね。
③ これは、少し費用がかかります。
④ 少し費用がかかりますが、やり方次第。
⑤ 少しプラスって感じです。
金額を掲載できないので、雰囲気文章でごめんなさい。
一番大切なのは①の気密ですね。断熱の仕方とリンクするので
これがベストな方法。と言うのはないです。
因みに、壁の断熱を書いていないのは優先順位的に低い。
と判断しているだけで、不要という訳では決してありません。
昨今、壁の断熱はゼロ。なんて家はありませんので、敢えて外しました。
工務店さん、相談に来ないですかね。
ある知識、全て教えるのに・・・
APW330真空トリプルガラス
- 2013年2月7日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
何かの必殺技みたいですが表題は、
昨年の暮れYKKが東北・北海道限定で発売したサッシです。
ガラスの提供は日本板硝子。
日本板硝子にはスペーシアという商品があります。
これを使ったペアガラスのスペーシア21を採用しています。
スペーシア。これはとっても特殊な複層(ペア)ガラスです。
一般的なペアガラスは、ガラス間に最大12mmの空間を持たせ、
空気やアルゴンガスなどを封入します。
ですが、スペーシアはその隙間を0.2mmの真空にしたのです。
目的は、既設サッシへの対応能力を上げること。
サッシは枠と障子で構成されていて、障子にガラスをはめ込みます。
障子にはガラスを入れるための溝が彫られているのですが、この溝幅が問題でした。
①シングルガラスの場合なら ガラス1枚分
②ペアガラスの場合なら ガラス2枚分プラス空気層12mm
③トリプルガラスの場合なら ガラス3枚分プラス空気層12+12mm
という感じで、結構変わってきます。
まず一口にガラスと言っても、ガラスの面積によって厚みが変わります。
つまり、大きな面積だとガラスに強度が必要なため、厚くなるのです。
小さな窓だと3mmで大きくなると5mmとか場合によっては7mmを入れたりします。
ですので、①が前提の場合
ガラス溝幅は9~14mm
②が前提の場合
ガラス溝幅は22mm~26mm
③が前提の場合
ガラス溝幅は26mm~
という具合です。
前置きが長くてすいません。
①のサッシに高性能なガラスを入れようとした時、ペアガラスでは厚みがありすぎて入らない。
なので、真空ガラス。
という展開で生まれたのがスペーシアですね、多分。
ですがガラス単体の性能が上がっても、枠や障子が旧態依然では、意味が無いです。
なので出てきた商品が真空ガラスを使ったペアガラスのスペーシア21。
先ほどガラス溝幅の事を書きましたが、ペアガラスにおいて、空気層の幅は重要です。
最大12mmと書いたのには理由があります。
空気層は、広すぎると内部で対流が起きて性能が落ち、狭すぎると放射で熱が伝わりやすくなる。
例えば、ガラス溝幅22mmに7mmのガラスを入れるとします。
すると空気層は8mmしか残りません。
空気層の厚みが全てではありませんが、性能に影響する事は確かです。
他社のお話なので名前を伏せますが、
以前「トリプルガラスが用意できる」と聞いて、性能を確認したところ、ペアガラスとほとんど変わらなかった。
という経験があります。
サッシメーカーでは回答がもらえず、ガラスメーカーに問い合わせたのですが、回答は変わらず・・・
結局、狭いガラス溝幅で無理矢理トリプルガラス仕様にしたため、
空気層が狭くなりすぎて性能が落ちたのだと推測しています。
話が脱線しました。
真空トリプルガラス(スペーシア21)は、ペアガラス用サッシのガラス溝幅を流用しても空気層をしっかり取れる良い方法です。
というかYKKさん、
2年前に「APWにスペーシア21を入れてください」とお願いした時に、
「APWサッシはYKKのガラスしか使いません」と断りましたよね。
それが今になって・・・
まぁ、自分には先見の明があったと言う事にしておきます。
サッシの必要条件
- 2013年2月6日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
今日は、お付き合いのある工務店さんと次回の仕事の打ち合わせをしました。
そこでの話題は、先日納品したトリプルガラスのサッシ。
今日は、住宅におけるサッシの必要条件を考えます。
「香川県で、そこまで高性能なサッシが必要か?」
この問いへの回答とも言えます。
私の考えるサッシの必要条件とは、結露しない事です。
結露をすると何が問題か?
サッシの枠や床が濡れてしまう。というお掃除的な問題もありますが、
一番は、冬場に室内の加湿ができない事です。
冬の空気は低温で過乾燥。
そこで暖房と加湿をする事になります。
ですが、「窓で結露をする」という事は、「窓で除湿している」と同義。
無垢の木を使ったオリジナル家具屋さんと話をした時も、
「最近の家は乾燥している事が多く、家具にとっては条件が厳しい」
と話されてました。
確かに、サッシの性能は上がりました。
なので暖房器具さえ使えば、「寒くない」環境にする事も比較的容易。
ですが室温を維持したまま加湿を行うと、
ほとんどのサッシで結露が発生してしまうのです。
つまり現状サッシの主力商品は、
室温コントロールには役立つが、
湿度コントロールはできない程度の性能なのです。
冬場に加湿器を使用しても結露しないサッシ。
これが私の考えるサッシの必要条件です。
トリプルサッシ搬入
- 2013年2月5日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
少し更新をサボっていました。ごめんなさい。
時間的には少し前になるのですが、サッシが搬入されました。
今回はペアガラスではなく、トリプルガラスを使用したサッシです。
現在、ペアガラスというものは一般的になってきましたが、トリプルを選択する人はごく少数です。
と言うか、個人で「トリプルが良い」と考えても、建築側に知識が無く、対応できない状況なのではないかと思います。
ですが、トリプルガラスのサッシは非常に身近になってきました。
身近、というのは「コストと使いやすさ」の両面があります。
いくら安いサッシでも、日本の建築事情に合わないモノはなかなか普及しません。
どれが・・・という訳ではないのですが、輸入商品にはそういうモノが多いです。
これは良い悪いという問題ではなく、地域性ですから仕方ありません。
ですから、高性能サッシが普及するためには
「値段がまぁまぁ」で「日本的に施工しやすい」サッシが求められているのです。
今回導入した「クレトイシ」のサッシは、ほぼこの条件をクリアしています。
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