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「かしこい家」の性能のアーカイブ

モルタル仕上げを解説する 開始~

先日のラスモル下地が完了後、しっかりと乾燥期間(3日以上)を取ったあと、

仕上げ工事に入ります。

モルタルとは以前述べたように、

セメントに水と砂を混ぜた物です。

で、その砂の「ふるい」からスタートです。

ぶれててごめんなさい。

こんな感じで、結構な石等が混入しています。

これでも、商品として購入してきた物なのですよ。

床下地なら気にしないのですが、仕上げとなるとそういうわけにはいきません。

で早速、面倒な所からスタートですが、事前作業として、水分を足します。

以前、引きが早いという話をした事がありますが、モルタルも同じ。

下地が乾燥しきっている場合、仕上げ材の硬化が早くなるので、その調節です。

でも、乾燥しきらないうちに塗るのはNGです。

しっかり乾燥させる=固める。その過程が大切です。

また、平面に塗る時は問題にならないのですが、こんな開口に塗る場合は、

塗り厚も問題です。

それで最終的な開口の寸法が決まります。

(今回は2つありますから、そのサイズを合わす必要もあります)

下地はあくまで下地です。

墨付けで水平・垂直を出し、後は定規(木材の切れ端)を使って、ぴったしサイズに持って行きます。

今回の開口部寸法は、ワイド39㎝、高さ735㎝、奥行き30㎝です。

このサイズにほぼぴったりになるよう、厚みを調整しながら塗り込んでいきます。

定規を付けて、出幅を統一します。

この写真は、内壁の出幅を調節するための定規を付けての作業風景。

出幅も大切です。

この写真は、内側の定規を外して、外面の定規を取り付けた所。

こんな感じで、まず開口部周りを進めていきます。

で、過程の写真が無くて恐縮ですが、内側と、外側の開口周りだけ(!!)が終了。

所要時間は1時間強。

内側の工事のために、定規を4カ所。

外側の工事のために、また、定規を4カ所。

最後の写真を、よく見ると解るのですが、内側に木材が取り付いています。

(この後、外します)

またまた、分量が多くなったので、次回に続きます。

モルタル仕上げを解説する 下準備編

昨日、西建さんの現場でモルタル仕上げをしました。

カウンターなのですが、継ぎ目がないつるっとした感じ。

と依頼されれば、左官仕上げ以外に選択肢はない気がしています。

「コテ塗り」と言えば、よく言われるのは、「割れる」という懸念。

「継ぎ目が無い」=「割れる危険」はセットです。

というか、継ぎ目が無いから割れやすいとも言いますね。

でもまぁ、できるだけ割れなくするのはどうしたらよいか。

と言う事で、今回は、室内空間&荷重がかかるという条件から、

バラ板にラスモル。というオーソドックスなスタイルを選択しました。

バラ板と言うのは文字通り、杉板を隙間を開けて貼る事。

違う現場の写真ですが、こんな感じ。

(こちらの写真は、黒石建設さんの現場)

そこにラス網(金網みたいなもの)を下地にモルタルを塗りつけていきます。

ラスモルタル、略してラスモルです。

日本人は何でも4文字に省略します。

で下地工事まで済んだ状態が、こちら

ちょっと拡大しますね。

ラスの網目が見えるでしょうか。

この程度の薄さに仕上げておいて、これから仕上げ工事に移ります。

CACICOの壁で、メッシュが見える状態と同じだと考えてください。

準備段階で結構な文量になったしまったので、次回に続きます。

新しい企画

数日前、次回プロジェクトの話をするね。

と言ったきり、東京に行ってしまいました。

遅くなってすいません、小ネタその1の発表です。

これ、設計士さんが手を抜いている訳ではありません。

「豆腐というか、プッチンプリンというか、そんな感じの建物がいいな」

とお話ししたら出てきたプランです。

窓が外周部にないのには、いろんな理由がありますが、大きくはふたつ。

①準防火地域に使える、高性能な窓がない

②街中なので、外周部の窓は、プライバシー的に厳しい。

特に、①が致命的です。

以前、これからの窓というブログで書いたのですが、

日本のメーカーに、準防火地域で使える高性能な窓はありません。

というか、昔ながらのアルミサッシしか無いのです。

では一切ダメかと言えば、そうでもありません。

この規則には、「延焼の恐れのある窓」という但し書きがあります。

1階の場合、隣地境界、及び道路の中心から3m以内の窓が対象。

つまり、延焼ラインより内側に入っている窓であれば、防火の基準から解放されます。

建物の外周部かつ、隣地境界から3m以内。

なんて条件、外周部の窓ではあり得ません。よっぽと土地が広ければ別でしょうが・・・

という事で、外周部の窓を意図的に無くしているのです。

この建物は、CACICOの考える湿式外断熱が、何処までの事ができるか?

という意味合いも大きいです。

設計の段階から、いろいろとリポートしていきたいと思いますので、こうご期待下さい。

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新しい世界

西建さんの現場です。

今日、現場に入ったみたら、建物が無残に・・・

という訳ではありません。

これ、デザインです。

長年使って朽ち果てた、RC造のイメージです。

これを本物のRCですると、耐久性がガクっと下がります。

というか、建築として完了検査が通らないです。

でも、CACICOの外壁なら問題ありません。

なぜなら、削り取られているのは断熱材のみ。構造体に対するダメージは一切ありません。

これは、内覧会で見る価値のある仕上げですよ。

今、建築現場の足場が外れるのを心待ちにしている人のトップは、塗りをした左官さん本人です。

今日も、腕組みして「かっこいい」とつぶやいてました。

アーキテクト工房Pureさん

今日は松山に出張です。

写真は、四国で一緒に外断熱を導入しているアーキテクト工房Pureさんの現場風景。

惜しい事に、今日は職人さんが入っていませんでした。

住宅はアンビエントホーム松山という名前で仕事をしています。

先日来RC造の建築物の話をしてきましたが、

現実として個人が建築する住宅のほとんどは木造です。

その木造で湿式外断熱を・・・

しかも付加断熱として。

しかも、しかもそれを特殊商品ではなく、自社の標準仕様!にしようとしているのが、アーキテクト工房Pureさんです。

付加断熱とは、その言葉通り断熱を「付加」する工法。

柱と梁の空間だけでは断熱性能が確保できないため、外側に追加するので、付加断熱と言います。

そのレベルまで来ると、

旧来の「外断熱が良い、内断熱が良い」等という議論は成り立ちません。

何せ、両方取り入れているのですから・・・

写真の現場は、樹脂サッシにトリプルガラスを入れてQ値が1.3台(詳しい数字を忘れました)

次世代省エネ基準で行くと、北海道仕様(1.6以下)より高性能と言う事。

気密性能は実測で0.31!!

0.31というのは、ものすごくレベルの高い数値です。

この性能を、「あたりまえ」としている建築屋さんを寡聞にして知りません。

しかも、この数値を悔しそうに話すのです。

「どうしても、0.3を割らないのよねぇ」と・・・

理由は明白。

引き違いという窓は、その形状故に気密を取る事が困難な窓なのです。

プラン的に引き違いが多い家は、図面の段階から気密という面では不利。

ただし、だから引き違い窓がダメ。という訳ではありません。

サッシの枠と障子の隙間は、

「結露で構造体を痛める原因にならない」

という一点で、構造体における隙間とは意味が違うのです。

理屈は分かっていても、造り手として納得したくない。というのが、アーキテクト工房Pureさん。

「松山で家を建てたい」と考える人は幸せです。

とても素敵な選択肢があるのですから。

タイベックの新商品

久しぶりに、タイベックの本国ホームページを見ました。

で、面白い新商品が! ・・・アメリカでのお話です。

私のつたない言語能力では、理解できない事も多いのですが、

Tyvek® Fluid Applied WB System

タイベックの塗布防水システムという感じですね。

CACICOの塗り防水に近い商品ではないかと推測します。

現状では木造ではなく、コンクリートやブロック造りに対して行うようです。

当然ながら、この後断熱材を貼り付けて外断熱施工します。

さて、ハウスラップも新商品が出ていました。

CommercialWrap  なるものが。

コマーシャル、つまり商業用らしく、一般のタイベックと何が違うかというと、引き裂き強度と耐紫外線性能を強化しています。

なにか、どこかの商品に対抗しているのではと邪推してしまいます。

UV暴露に関しては、270日間大丈夫と大々的に・・・

タイベックは、長期間太陽光にさらすと良くない事は知っていましたが、数字を見るのは初めて。

大型物件は工期も長いからなのでしょうが、標準品は何日大丈夫なのでしょう。

調べてみましたが分かりませんでした。

また、推奨施工はラップキャップタイプのスティープルのみに変更されていました。

以前、スティンガーCH-38というエントリーでお話をした、キャップ付きの固定方法です。

現在タイベックの工法は、すべてキャップ式にかわっており、電動か手動かの選択のみです。

翻って、日本のタイベックホームページには、なぜかその手の記載はありません。

現場も当然・・・

いわゆるダブルスタンダードと言うやつですね。

お店の顔

西建住宅さんの現場です。

よやうく仕上げ塗り、しかも店舗のフロント部分への挑戦です。

二人が下地、一人が仕上げパターンを付けていく手法はそのままです。

今日は、天気が良く直射日光も当たっていたのですが、外気温の低さが幸いして、

材料の引きが早すぎるという問題点も少なくて済みました。

仕上げ担当は、ここ数回のお客さんとのやりとり(施工に立ち会ってもらっています)で、イメージをほぼ把握。

技術者といようり、絵描きか彫刻士と呼んだ方が良いような芸術家ノリでラフ仕上げを進めて行きます。

イヤホント、外壁というキャンバスに絵を描いているようでした。

長い年月での中で、重ね塗りした奥行き感とラフさ加減。

当然ながら汚れていないため、古びた感は無理ですが

それ以外は、ホントすばらしいレベルです。

写真で再現できないのが、申し訳ないです。

12月には内覧会を行うとのことなので、是非実物を見て欲しいです。

事前準備

西建さんの現場です。

下地もできたので、一気に仕上げを。

と思っていたのですが、仕上げ材の敵がありました。

それは横日です。

何を言ってるか分からないですよね。

横から差し込んでくる光なのですが、これが下地の凸凹を

くっきり表してくれるのです。

で、この写真です。これ落書きではありません。

あるタイミング。この家ならお昼前後に南から差し込む光が映し出すラインがあります。

それが横日。

その不陸を、その時間に確認して、事前に凸凹を減らす魂胆です。

塗り壁である以上、壁の凸凹は発生します。

その凸凹を最低限に減らす作業が、この落書きなのです。

コテパターンをつける

西建さんの現場からです。

昨日は北、今日は西側の壁の施工を施工しました。

その一カ所を連続写真でお届けします。

まず、仕上げ材料を満遍なく塗りつけます。

追っかけて、コテパターンを付けます。

アップしますね。

 こんな感じで、時間を置かずに仕事を続けます。

付けているコテパターンはこんな感じ。

不規則なパターンというのは、思った以上に難しいです。

仕事は、すぐ目の前(手の届く距離)で行うのですが、

実際は、広い範囲のバランスが必要です。

離れて、全体を俯瞰してから

「こうすれば良かった」

と言うのは通用しません。

広い範囲を想像しながらの仕事が続きます。

新しい施工方法発明

西建住宅さんの現場からです。

今日から外壁の仕上げ工事が始まりました。

前回は自然なコテムラというお題でしたが、

今回はラフな仕上げです。

ラフという言葉もいろいろ解釈がありますが、

今回は「不規則」に徹しました。

「自然なコテムラ」の回でも話しましたが、人間が作業する以上

効率的に仕事を進めようとすると規則正しくなってしまいます。

ですので、「規則」を「正しくなく」します。

なんのことか分からないですよね。

塗り継ぎのラインを直線ではなく、斜めにしたのです。

以前壁のサンプルを作った時と同じ要領です。

一般的に、仕上げ工事は足場の高さで横移動をします。

つまり塗り継ぎは、横に規則正しく入る事が普通。

注) 塗り継ぎが見えるかどうかは、材料や仕上げのパターン、天気によって変わります。

今回はそれを無視して、ランダムな斜めラインを想定し、塗り継ぎとしました。

当然ながら作業性は落ちます。

何せ、足場を上下に移動しながらの作業となる訳ですから・・・

でも、「ランダムな斜め」塗り継ぎを設定した事で、例え塗り継ぎが分かったとしても、

それが気にならないというメリットが生まれるのです。

しかも、その塗り継ぎラインをわざと重ね塗りして、ラフさ加減を強調する計画。

果たして、その結末は・・・

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