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基礎は(鉄筋)コンクリート

以前「床下も居室にしよう」で書いたのですが、基礎断熱にもリスクはあります。

と言うか、無断熱だと家が寒いので、断熱しなきゃ。と人が気づいてから、

断熱した事によるトラブルは、星の数ほど発生しています。

基礎断熱もご多分に漏れません。

特に、床下という外部空間を室内環境にするのですから試行錯誤は当然。

で、基礎断熱の一番多い(想像です)トラブルは、腐朽菌やカビの発生だと思います。

床下がかび臭い、という奴ですね。

だから、「床断熱の方が良い」と言うのは早計。

人間、カビや腐朽菌、コンクリートの「快適」なポイントは重なる部分があるため、

これを避けていると、人間の快適も遠ざけてしまうからです。

 

ようやくタイトルに絡んでいきます。

木造でも、鉄骨でも、建築には基礎という構造物があり、

基礎は必ず鉄筋コンクリートで出来ています。

で、今回はあまり知らない鉄筋コンクリートの話を文系乗りで。

コンクリート的な材料は、それこそローマの時代以前からあります。

写真は、Wikipediaから拝借したローマに現存する「パンテオン」の内部.

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一度火事で消失したようですが、西暦128年に完成しているので、年齢は2000年に近いのですね。

材料はローマンコンクリートと呼び、組成は現代の主材料であるセメントとは違います。

現代の(ポルトランド)セメントの登場は、18世紀。

さてそのコンクリートに、鉄筋を入れてみたらと頑丈になるのでは、と考えたのは、

何とフランスの植木職人

「モルタル+鉄筋」の植木鉢を作ったのが最初、と言う嘘のような本当の話。

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で、1900年には、現状とほぼ同等の鉄筋コンクリートになって、

構造計算という概念ができ、

これまで出来なかった形状や大規模構造物が建設できるようになった。

めでたし、めでたし。

・・・何ですが、実は「コンクリート」が鉄筋を組み入れて失ったものもあります。

その一番大きいものが「寿命」。

先述のパンテオンなどは、千年単位の寿命があるのですが、

現代のセメントによる鉄筋コンクリートは、

数十年~百年単位がせいぜいになってしまったのです。

その証左を一つだけ。

マンションに住む人は、毎月結構な額の修繕積立金を徴収されますが、

このお金を原資に何をするかというと、約20年毎に行われる大規模改修工事です。

ざっくり言えばコンクリートの劣化を食い止める工事なんですね。

次回、何でコンクリートの寿命が「圧倒的」なレベルで短くなったか?

に続きます。

床断熱の代案は?

前回、床断熱には欠点があるよ。

と言う話をしました。

では、代案が必要ですよね。

それが基礎の断熱です。

基礎の断熱方法には、基礎内断熱と基礎外断熱の二つがあります。

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この二つ、どちらが理にかなっているか。と言えば、圧倒的に基礎外断熱です。

ですが、現実にどちらがたくさん導入されているかと言えば、基礎内断熱なんですね。

理由は何と言っても「シロアリ」対策です。

いくら、防蟻断熱材を使おうが、保証を付けようが、

「でも、100%大丈夫とは言えないですよね」

と言う意見が必ず出てくるのです。

CACICOは、基礎内断熱でも床断熱でも、程度の差は有っても、シロアリ被害の対象だと思うのですが、

なぜか、基礎外断熱だけがやり玉に挙げられているのが現状です。

もちろん、防蟻対応を一切していない基礎外断熱は論外ですが、一度貼られたレッテルはなかなかに強固。

そんな風潮に一石を投じた(と勝手に考えている)のが、

今年の4月1日に開始したJOTOさんのしろあり保証1000です。

JOTOさん(城東テクノ)は、床断熱時に使う「基礎パッキン」という部材のトップメーカーなのですが、

実は基礎断熱用の部材も、多く手がけています。

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しろあり保証1000は、シロアリの食害を受けたら、1000万円まで保証しますよ。

という太っ腹な保証なのですが、ポイントは、

床断熱でも、基礎内断熱でも、そして基礎外断熱でも対応する。

と言う所なのです。

それまで、

「基礎外断熱は、ちょっと危険な感じがする」

と思っていた人への説得力は、なかなかに大きい気がしているのです。

詳細は割愛しますが、JOTOさんの防蟻手法、それほどすごいものでは有りません。

でも、

「あのJOTOさんがOK出したのだから」

という側面がとっても大きい。

CACICOとしては、JOTOさんが基礎外断熱に貼られたレッテルを剥いでくれたと思っています。

・・・気が早いですかね。

足元の断熱を考える

住宅の断熱は、大きく3つに分かれます。

壁・床・天井です。

その中で、今回取り上げるのは「床」の断熱。

ダウ加工のホームページに分かりやすいイラストがありました。

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写真で見るとこんな感じです。

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この上に、床下地材と床材を貼っていくのですね。

見えているのは根太という材料で、この隙間を断熱材で埋める。

これは、壁の充填断熱とよく似ています。

壁は柱・間柱間に充填するのですから。

 

ですが、壁と床は、とても大きな違いがあります。

それは、壁を触ることはほとんど無いが、床は直接触るのが基本であるという事。

写真に見えている根太の下は、イラストで分かるように床下。

温熱環境的には外部です。

根太は一般的に303mmピッチなので、

普通に歩くと、必ず断熱材が無い所を踏むことになります。

話変わりますが、断熱の計算と言うのは、平均値なんですね。

壁で言えば、

「窓の面積×性能」と「断熱材の面積×性能」と「構造材の面積×性能」

を合計して、全体の面積で割る。

この考えだけで断熱を考えると、大きな落とし穴があります。

よくやるのはコストダウン目的で、小窓の性能を下げる事。

建物全体としては、ほとんど性能ダウンせず、コストはカットできる。

という理屈ですね。

で、その現実は、冬になると必ず結露を起こす窓が出来てしまうのです。

結露する窓がある一番の問題点は、建物内の湿度コントロールが非常に難しくなる事。

加湿しても、片っ端から窓で結露、つまり除湿してしまうからです。

温度と違って湿度の移動はとても早いので、その部屋だけでなく建物全体の湿度に影響を与えてしまうのです。

床断熱の話に戻ります。

計算上、断熱性能は担保されたとしても、足の一部は断熱材の無い所に接する・・・

もし室温が保たれていたとしても、床面に温度ムラがあったら、快適とは言えないでしょうね。

足が冷たいのが一番不快ですから。

その解決策として出てきたのが、基礎断熱と言う手法です。

次回に続きます。

太陽が眩しい季節

タイトル。一般的には夏を指しますが、住宅内においては、

今からがシーズンです。

何故か?

夏の間は庇があるため、室内に日光が入らない。

ですが、11月ともなれば、太陽高度も下がってきて、庇での日射遮蔽が出来なくなり、

結果として、室内が光で満たされます。

・・・と言うのは、言い過ぎですね。

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でも、太陽の動きには敏感になります。

日を追う毎に、太陽の差し込む場所が、変わっていくのが分かります。

CACICOの観葉植物にとって、直射日光を浴びることの出来る、短い季節の始まりです。

快適すぎる環境とは? その2

前回の続きなので、3回に分かれてしまいました。

改めて、快・不快を勝手な解釈で分類してみます。

①不快である環境  温度、湿度共にダメ →夏は高温多湿、冬は低温低湿

②快適である環境  温度のみ適正    

③快適すぎる環境  温度・湿度共に適正

ちょっと男らしすぎる分け方ですかね。

さて、この場合、

夏期の温度は高い回順に

①>③>②

冬期の温度は低い順に

①<③<②

となります。

実は②と③が逆転するのが肝。

ちょっとわ分かりづらいので、

夏期に仮の数値を入れてみます。

①34℃ > ③28℃ >②27℃

①は外気、つまり自然の状態です。

さてポイントは、快適である環境②より、快適すぎる環境③の方が、温度が高い事。

何故か?

前回説明したとおり、低湿度だと、温度が高くても汗をかかない

なので、

快適すぎる環境の方が、温度が高くできるのです。

そうなってくると、

あまりに自然環境から離れると、外に出られなくなる。

を真実だとした場合

室内を、温度だけでコントロールした場合が、自然からもっとも温度差が出来る

事になってしまいます。

快適に関しては、

過ぎたるは及ばざるがごとし

ではなく、とことんやった方が、自然との差が少ないのが現実。

 

初めの問いかけに戻ります。

あまりに自然環境と離れると、外に出られなくなる

この真偽ですが、全くの間違い。と言う訳ではありません。

「よく冷えた室内→暑い外気」を繰り返すと、疲れますよね。

「外に出られなくなる」は言い過ぎでも、

温度差が少ないに越したことはないのです。

家から一歩も出ない、という生活は出来ないので、

外気温に出来るだけ近い室温の方が「楽」というのは間違いのないところ。

結論

快適な環境よりも、快適「すぎる」環境の方が自然に近いのです。

快適すぎる環境とは? その1

前回の続きです。

快適が悪いのではない、快適すぎるのが良くない。

何か禅問答みたいですけど、これを反証してみます。

具体的には、

あるレベル以上の快適は贅沢 

とか

あまりに自然環境と離れると、外に出られなくなる。

ぐらいの意味でしょうか?

始めに、あるレベル以上の快適は贅沢という場合ですが、

これはお金の問題ですね。

なので

「快適すぎる」のが悪いのではなく、「快適すぎる」にかけるコストが悪い。

だと考えます。

これは、「ひ弱な子供になってしまう」という初めの趣旨からずれるので違います。

もう一つの方。

あまりに自然環境と離れすぎると、外に出られなくなる。

こちらの方を、検証してみます。

自然環境と離れるとは、具体的に何を指すでしょうか?

これは素直に考えると温度です。

 

ちょっと、話が逸れますがお付き合い下さい。

環境省の考えるエアコンの推奨設定温度というものがあります。

オフィスの温度設定なんですが、夏28℃、冬20℃が推奨。

これ、なかなか厳しいです。

室温が正しくこの状態ならばともかく、

これがエアコンの温度設定であって、室温では無い事が大問題。

この点を百歩譲ったとしても、上記温度で快適でいるためには

室内の温度ムラが少ない。

湿度が適性にコントロールされている。

という条件が必須なんですね。

どちらも高断熱な建物でないと実現できないのですが、

今回は湿度について考えます。

同じ28℃と言っても

28℃で、60% →絶対湿度 14.2g

28℃で、50% →絶対湿度 1.1.8g

28℃で、40% →絶対湿度  9.4g

湿度によって快適は変わります。

CACICOとしては、絶対湿度が10gを割らないようだと不快、

と言うか、単に汗をかいてしまいます。

つまり

湿度がコントロールされて、初めて28℃でも快適なんですね。

冬は逆が言えます。

空気が乾燥しすぎていると、身体から水分が奪われやすい。

汗をかく、と言う行為は、身体から気化熱という熱を奪うのですから、

寒く感じるのです。

夏は、上手く汗がかけないから、暑い

 →体内の熱を放出できない。

冬は、汗をかきすぎるから、寒い

 →体内の熱を放出しすぎる

と言う理屈

ただし、冬の汗は、汗をかくことを自覚できません。

なので、「汗をかく」と言う表現よりは、

乾燥によって「身体の水分を奪われる」の方が分かりやすいかも。

ここで言いたかったことは、

湿度がコントロールされていれば、

夏場は少し高い温度でも、冬場は少し低い温度でも快適

と言うことです。

環境省は、間違ったことは言ってませんが、

とても高度な要求である事を自覚して欲しいですね。

長くなったので、次回に続きます。

快適な環境は、ひ弱な子供を作る?

「室内が快適すぎると、子供がひ弱になる」

こんな台詞に時々出会います。

造り手が「言い訳」として発言する事もありますし、住み手が結構真面目に考えていることもあります。

過保護は良くない。

という意味なのでしょうが、「躾」と「環境」を同一視するのは、頂けません。

エビデンスをパシッと出せなくて恐縮ですが、下記のようなデーターががあるそうです。

温熱環境的に、快適な保育所と、不快な保育所を抽出して

厳冬時の幼児の活動量を比較したそうです。

その結果は、快適な保育所の運動量が多く、寒い保育所の運動量が少なかった。

幼児にとって、運動=成長ですから、

発育という面から考えると、快適な保育所の方が、有利と言えます。

犬は喜び庭駆け回り、猫はコタツで丸くなる。

という歌があります。

子供は、犬じゃなくて猫だ。と言う訳では無く、

家の外と中では、人間側の対応が違うだけなのです。

室外と言うのは、基本移動するとかの「目的」がある訳ですから、活動量に差が出づらい。

しかし室内、と言うのは、「目的」がないことも多いので、

活動を止めた方が体温のロスを防げる。と判断するのだと思います。

先ほどの歌に戻ると、犬も室内に居れば、コタツ(暖かいところ)で丸くなるのです。

CACICOも、子供の時の記憶として、コタツから離れたくなかったです。

トイレに行きたいけど、布団から出たくないとか・・・

そこで改めて反論してみます

快適が悪いのではない、快適すぎるのが良くないのだ。

次回に続きます。

暑くて寒い季節

久しぶりのブログです。

ここ最近、夜間はそれなりに気温が下がるのですが、日中は28℃ぐらいまで上がります。

10月の後半と言えば秋のハズなんですが、日中は、まだまだ夏ですね。

庇などで日射遮蔽を真面目に考えても、この季節はダメですね。

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ほぼ真南、軒の出1mでもこんな状態。

最後はウインドゥ・トリートメント頼みです。

あっ因みに、外付けブラインドは、飛び道具なのでここでは取り上げません。

さて、季節の話に戻ります。

世間では、インフルエンザの流行も始まっているみたいです。

まだ10月なのに、インフルエンザで学級閉鎖 姫路

温暖地域では、季節性とされているインフルエンザですが、

熱帯地域においては季節と関係無く、流行するそうです。

ウイルスってヤツは、ヒトの身体の中でしか増殖しません。

で、人間が恒温動物。つまり一年中体温が一定なのですから、

ウイルス側に季節性がない。と言うのが正しい気がします。

だから、冬にウイルスが元気に活動するのではなく、

冬にヒトの方が、ウイルスに対して弱くなるのですね。

昨今の流感も、日中と夜間の寒暖の差が原因なんだと思います。

この点、高断熱住宅はとても有利。

なのですが、逆の問題が発生しています。

それが室温の上昇。

CACICOも、日中はブラインドを閉じています。

なぜなら

開けていたら、日中に室温が上がりすぎるから。

気候は、年によって変わりますが、

少なくともうどん県。ドンドンと夏が長くなっており、

遮熱、いえもっとシンプルに窓からの日射をどのように遮るか

が、「高断熱住宅の快適」を左右する鍵になると考えます。

衣類乾燥機を考える ガス熱源の場合2

前回、衣類ガス乾燥機の類似器機として、ガスレンジを上げましたが、

実はもっと似た器機があります。

それは、薪ストーブです。(ペレットストーブでも一緒)

①建物内で、燃焼させる。

②排気は標準装備。 

③給気は建物側の担当

と、構成が同じなのですね。

②に関してもう少し

衣類ガス乾燥機は排湿筒、薪ストーブは煙突と呼んでいますが、まぁ同じモノです。

なので、衣類ガス乾燥機は、薪ストーブの導入手法が使えます。

排気は排熱を利用した自然排気。ここがレンジフードの機械排気とは違うところ。

機械排気だと1時間辺りの風量もハッキリしますが、

自然排気だとすれば、メーカーも数値化できないかも知れません。

実際に尋ねたところ、消防庁からの指針はあるものの、メーカーとして公表できる数値は無いとの事。

ですが、現実問題としては正確な数値は必要ありません。

それは、薪ストーブの排熱温度と衣類乾燥機の排熱温度を比べれば一目瞭然。

衣類乾燥機の排熱は、薪ストーブよりずっと低温なので、

熱に頼る排気方式の場合、風量もずっと少ない。

ですから

一種換気の家 → 連動給気シャッターを一つ

三種換気の家 → 衣類乾燥機用に、集中換気の排気口を一つ追加

で良いと考えます。

一種換気と三種換気を分けたのは、室内の空気状況が違うからです。

一種換気は、給気量と排気量をファンで同等にしている状態。

その空間に新たな排気を持ち込むと、当然ながらバランスが崩れるので、それに対応できる給気口が必須。

一方、三種換気は、機械排気と自然給気の組み合わせなので、室内は少し負圧状態。

そこに新たな排気を持ち込んでも、一種換気ほどにバランスが崩れることはありません。

ですから、そのままでも問題は少ないかも知れませんが、

衣類乾燥機の近くに自然給気口を1個設けるのがベターだと思うのです。

注) 一種換気の場合は、衣類乾燥機と連動した専用の給気シャッター。

   三種換気の場合は、住宅本体の自然給気口を一個増やすだけで良い。

すいません、もの凄く業界の内輪話ですね。

結論的に言うと、

衣類ガス乾燥機は、排気だけをする機械なのです。

つまり、単独の局所換気扇を一つ付けるようなモノなんですね。

で、この機械、うまく排気させてあげないと、空気環境が悪くなる可能性があります。

その責任は衣類乾燥機のメーカーではなく、取り付ける側&使用者にある。

と言うお話でした。

衣類乾燥機を考える ガス熱源の場合

さて、今回はガス衣類乾燥機に絞った話をします。

これは想像なのですが、

花粉症等が理由で、洗濯物の外干しをしたくない人が、

ガス衣類乾燥機の潜在ユーザーだと思うのですね。

特に子供が小さかったりすると、洗濯物は次から次へと湧いてきますので、

1時間もかからず、カラッと乾燥してしまうガス乾燥機は魅力的です。

天候に左右されないのも◎ですね。

CACICOも、年代物の中古住宅を自分リフォームで生活した時代に、ガス乾燥機のユーザーでした。

もっともスペースが無かったので、室内ではなく、室外設置でした。

その時の記憶を辿れば、

襟周りが伸びきったTシャツが、しゃきっとする (縮むとも言う)勢いで乾燥したので、

衣類は選ぶけど、乾燥スピードにはお世話になりました。

さて、ガスの衣類乾燥機は、道具としてとても優れたモノですが、

導入に関しては注意点があります。

それは「給排気」の問題です。

ガス器具を室内で使用するときは、

排気の確保と給気の確保。この2つが欠かせません。

例えば、灯油やガスが熱源のファンヒーターやストーブ。

これらは、室内環境で使う、開放型暖房器です。

開放型とは、

燃焼に使った排気を室内に放出するタイプを指します。

ですから、1時間に1~2回は、窓を開ける等の換気が必要。

って箱やカタログに大書きしています。

つまり器機では対応しないから、使用者がやってね。

という意味、

キッチンのガスレンジも、それ単体では同じ。

ですが、キッチンにレンジフードを付けない人はいませんから、

ガスレンジとレンジフード(同時給排)の組み合わせにする事によって、

初めて使用者が、「給気と排気」を気にせず使える器機となるのですね。

さて、ガス衣類乾燥機の設置と使用方法についてまとめてみます。

ガス衣類乾燥機の設置には、排湿筒(はいしつとう)の設置が義務づけられています。

(聞き慣れない単語なので、ふりがなふってみました)

そして使用時には、近くに給排気できる設備、もしくは窓を開けておく必要があるのです。

ガスレンジとの違いをまとめます。

ガスレンジに同時給排レンジフードがついている場合は、何も考えずに料理が出来ます。

ですが、ガス衣類乾燥機は、

使用者が給排気設備を動かす、または窓を開ける。

という行為が必要なんですね。

窓を開けるだけなので、簡単と言えば簡単です。

ですが、忘れることもあるでしよう。

その時には、何が起こるのでしょうか?

想像ですが、室内の一酸化炭素濃度が上昇するのでしょう。

 

先ほどガス衣類乾燥機には、排湿筒が義務づけられると書きました。

このネーミングが、なかなか意味深。

なんで、排気筒ではないのでしょうかね。

正確を期すためにリンクを張っておきますが、メーカーのQ&Aから排湿筒の説明を抜粋します。

家庭用ガス衣類乾燥機の設置には、排湿のためのダクト工事が必要です。

と書いた上で、説明が続きます。

換気(給気、排気)が十分出来る設備(換気扇、排気口など)があるところに設置して下さい。

ガスの完全燃焼には多量の空気を必要とします。運転時には窓を開けるか、換気扇を回すなどをして下さい。

この説明を、そのまま解釈すると

衣類乾燥機が出す「湿気」に関しては、排湿筒で処理するが、ガス完全燃焼に必要な給気と排気は、

器機側の問題ではなく、建物側、つまり使用者側の責任である。

と書いてあるように思えるのです。

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